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== あらすじ ==
主人公:ジョゼフ・シュワーツは現代(1950年代後半)にアメリカの片田舎で余生を送る洋裁屋の隠居。実際には高等教育を受けてはいないが、新聞や様々な書物の濫読癖を持ち、好奇心旺盛なまま年寄りとなり、近所の物知りの老人としてられていた。その彼が散歩中、近くにあった[[核物理]]研究所の[[プルトニウム]]実験の余波を受け<ref>『新・銀河帝国興亡史』では、21世紀初頭に超光速粒子[[タキオン]]の実験の影響による物となっている。</ref>、次元の断層を通り、別の世界(実は未来の地球、アーヴァダンの推定では5万年後だが後のアシモフの小説群からの計算では8000年後)へ飛ばされる
その彼が散歩中、近くにあった[[核物理]]研究所の[[プルトニウム]]実験の余波を受け<ref>『新・銀河帝国興亡史』では、21世紀初頭に超光速粒子[[タキオン]]の実験の影響による物となっている。</ref>、次元の断層を通り、別の世界(実は未来の地球、アーヴァダンの推定では5万年後だが後のアシモフの小説群からの計算では8000年後)へ飛ばされる。
 
突然の環境の変化にあわて、言葉も通じない狼狽する彼をその世界の人間は痴呆として扱う。そこで、ある科学者が研究していた知能を増大する『シナプシファイアー』という装置の実験台にされ、とてつもない知能とある特殊能力<ref>この人の心を操る能力はファウンデーションシリーズでもミュールの精神感応能力として登場してくる。</ref>を得てしまう。が、そのおかげでたちまち彼らの言葉を理解できるようになった主人公は、そこが[[核戦争]]によって[[放射能]]に汚染された未来の地球であることを知る。
突然の環境の変化にあわて、言葉も通じない狼狽する彼をその世界の人間は痴呆として扱う。
そこで、ある農科学者が研究していた知能を増大する『シナプシファイアー』という装置の実験台にされ、とてつもない知能とある特殊能力<ref>この人の心を操る能力はファウンデーションシリーズでもミュールの精神感応能力として登場してくる。</ref>を得てしまう。が、そのおかげでたちまち彼らの言葉を理解できるようになった主人公は、そこが[[核戦争]]によって[[放射能]]に汚染された未来の地球であることを知る。
 
彼がたどり着いた時代では人類は銀河宇宙に進出し、広大な[[銀河帝国]]を形成してたが、放射能にまみれた辺境惑星として地球は蔑まれ、人類のルーツの惑星であった事は忘却の彼方に置き去られおり、地球側はそれを恨んでいる状況だった。そんなおり、人類発祥の地が地球である事を証明するため、[[考古学]]者ベル・アーヴァダンが地球を訪れ、主人公と共に、全[[銀河系]]人類を殲滅する[[細菌兵器]]を持つ狂信集団と闘うドタバタ騒ぎに巻き込まれてしまう。最終的に、主人公がその特異な新能力である人の心を操る力と知性とアーヴァダンの協力により、その狂信集団の野望を留め、地球の汚染された土壌の入れ替えを銀河皇帝に認めさせる
そんなおり、人類発祥の地が地球である事を証明するため、[[考古学]]者ベル・アーヴァダンが地球を訪れ、主人公と共に、全[[銀河系]]人類を殲滅する[[細菌兵器]]を持つ狂信集団と闘うドタバタ騒ぎに巻き込まれてしまう。
最終的に、主人公がその特異な新能力である人の心を操る力と知性とアーヴァダンの協力により、その狂信集団の野望を留め、地球の汚染された土壌の入れ替えを銀河皇帝に認めさせる。
 
また、元の時代より長寿を約束されている事で新たな人生をやり直そうと決意するところで物語は終わっている。