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死去につき
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'''シド・チャリシー'''('''Cyd Charisse'''、[[1921年]][[3月8日]] - [[2008年]][[6月17日]])は[[アメリカ合衆国]][[女優]][[ダンサー]]である。[[1950年代]][[ハリウッド]]黄金期に[[ミュージカル映画]]で活躍し、[[フレッド・アステア]]と[[ジーン・ケリー]]の相手役として知られる。
 
日本ではシド・チャリシーと表記されることが多いが、発音に近い表記はシド・シャリッシ、シド・シャリッス、あるいはシド・チャリースである。
 
==人物と経歴==
 
===デビュー===
チャリシー(本名:Tula Ellice Finklea)はテキサス州のアマリロ生まれ。兄弟からは“Sis”と呼ばれていた。彼女はロスアンジェルスでバレエを学び、その後“Siderova”という芸名で[[バレエ・リュス]]に参加した。第二次世界大戦勃発後、チャリシーはロスアンジェルスに戻り、[[コール・ポーター]]作のミュージカル映画「Something to Shout About」のダンサー役で女優デビュー。映画の振り付け師が、ジーン・ケリーを見いだした人物であったことから、チャリシーは[[メトロ・ゴールドウィン・メイヤー]]でミュージカル映画を専門に手がけるプロデューサー、アーサー・フリードの創作集団「Freed Unit」に参加することになった。
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当時のMGMの二枚看板はフレッド・アステアとジーン・ケリーだったが、チャリシーはその二人の相手役をつとめる幸運に恵まれた。
 
チャリシーが初めてアステアと共演したのは、短編映画「ジーグフェルド・フォリーズ」(1946)。二度目の共演作「[[バンド・ワゴン]]」(1953)ではヒロインに扮し、彼女とアステアのダンスは絶賛された。[[1957年]]、チャリシーは再びアステアと組み、「絹の靴下」に出演。これは[[グレタ・ガルボ]]主演映画「ニノチカ」(1939)をミュージカルにしたリメイク作品であり、彼女はガルボの有名な役を演じた。アステアは彼の自伝でチャリシーに惜しみない賛辞を送っている。
 
ジーン・ケリーとは「[[雨に唄えば]]」(1952)で初共演し、「Brigadoon」では準主役で出演。「いつも上天気」(1956)では、ケリーと並んで主役をつとめた。
 
[[1952年]]には、チャリシーの美しい脚に500万ドルの保険が掛けられて話題となった。この保険金額は、それまでの[[ベティ・グレイブル]]の記録を抜いてハリウッド史上ナンバーワンとなった。
 
===多彩な活動===
[[1950年代]]後半、ハリウッドのミュージカル黄金期に終焉が訪れ、チャリシーがダンスを披露することはなくなった。しかし、チャリシーはそれからも女優として、映画やテレビに出演し続けた。チャリシーの活動は多岐に渡り、ブルー・メルセデスの「I Want To Be Your Property」(1987)と[[ジャネット・ジャクソン]]「Alright」(1990)のミュージックビデオには、カメオで出演して話題を呼んだ。また、[[1990年]]には活動的な熟年層を対象にしたエクササイズビデオ「Easy Energy Shape Up」を発売した。
 
チャリシーは80代になった現在も現役であり、ハリウッドの黄金期を取り上げたドキュメンタリーに度々出演している。[[2001年]]には、[[ギネスブック]]の特集で「最も価値のある脚」の持ち主として取り上げられた。[[2006年]]には、アメリカ合衆国における文化勲章、National Medal of the Arts and Humanitiesを受賞した。
 
===私生活===
チャリシーは[[1939年]]にニコ・チャリシーと結婚し、長男を出産するも[[1947年]]に離婚。[[1948年]]に歌手のトニー・マーティンと再婚し、次男を出産。マーティンとは現在まで60余年の間結婚生活を続けている。これはハリウッドの結婚では快挙と讃えられている。
 
[[2008年]][[6月17日]]、[[ロサンゼルス]]の自宅にて[[心臓発作]]で亡くなった。享年87。
 
==主な出演作品==
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{{DEFAULTSORT:ちやりし しど}}
[[Category:1921年生]]
[[Category:2008年没]]
[[Category:アメリカ合衆国の俳優]]
[[Category:アメウッド名声カ合衆国歩道バレエダンサー]]
[[Category:テキサス州の人物]]
[[Category:1921年生ハリウッド名声の歩道]]
 
[[de:Cyd Charisse]]