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[[Image:Pirs docking module taken by STS-108.jpg|thumb|right|250px|SO1 "ピアース" ドッキング室]]
'''''ピアース''・ドッキング室'''(The Pirs docking compartment)は、[[国際宇宙ステーション]](ISS)の[[ロシア]]のモジュール。ピアース(Пирс:ロシア語で「埠頭」を意味する)、またはスティカヴァチヌイ・オステク1(Стыковочный отсек:ロシア語で「ドッキング室」)、または英語の頭文字をとって「DC-1」、ロシア語の頭文字を取って「SO-1」とも呼ばれ
初期のISS計画で予定していた、ロシアの2つのドッキングモジュールのうちの1つで、2001年9月に打ち上げられた。
== 設計と製造 ==▼
ロシアのドッキング室は、[[RKKエネルギア]]によって製造された。ドッキング室は、[[ミール|ミール宇宙ステーション]]で使われるミールドッキングモジュールと類似しており、[[ソユーズ|ソユーズTMA宇宙船]]や[[プログレス補給船|プログレスM宇宙船]]とのドッキング装置を備えている。また、ロシアのオーランM宇宙服を着ている宇宙飛行士による宇宙遊泳に対応するために、2つのエアロックを持っている。▼
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[[Image:
[[Image:Pirs assembly.jpg|right|thumb|250px|RKKエネルギアにて整備中のピアース]]
ピアースには2つの主要な機能がある。ひとつはISSへの宇宙船や貨物船のためのドッキング装置であり、もうひとつは2人のISS宇宙飛行士がロシアの[[宇宙服|オーラン宇宙服]]を着て[[宇宙遊泳]]のために出入りするエアロックである。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]区画のエアロックである[[クエスト (ISS)|クエスト]]からでもオーラン宇宙服での出入りに対応しているが、ロシアが管理するモジュールに関して船外活動をおこなうときは、ピアースを利用して実施することが原則となっている。
3,630キログラムのピアースドッキング室は、[[ズヴェズダ|ズヴェズダサービスモジュール]]の底側([[地球]]に面した)結合部に接続される。[[2001年]][[9月16日]]にISSにドッキングし、第3次長期滞在クルーが3回の船外活動で接続作業を行った。▼
▲== 設計と製造 ==
▲
== 打ち上げ ==
▲さらにピアースは、ドッキングしたプログレス補給船の推進剤タンクから、[[ズヴェズダ|ズヴェズダ総合推進システム]]か[[ザーリャ|ザーリャ機能的貨物ブロック]]へ推進剤を補給することができる。また反対に、ズヴェズダとザーリャから、ドッキング中のソユーズやプログレスの推進システムへ推進剤を補給することもできる。ISSの一部としてのドッキング室の設計寿命は、5年である。
▲
== 現在の状況 ==
2001年にISSのロシア区画が再設計されたとき、新設計からは「SO-2」(もうひとつのドッキングモジュール)がキャンセルされ、製造は中止された。<ref>http://www.russianspaceweb.com/iss_dc.html Docking Compartment of the Russian segment of the ISS</ref>当初の計画では
ISSの一部としてのピアースの設計寿命は、5年である。
▲当初の計画では、「SO-2」がISSに設置されると、ピアースは廃棄されて大気圏突入する予定だった。しかし「SO-2」は資金不足のために製造中止され、計画から削除されたので、代わりにピアースが使われ続けることになった。
== 仕様 ==
*長さ:4.9m
*直径:2.25m
*重量:3,
*体積:13m3
== 出典 ==
<references />
* [http://www.nasa.gov/mission_pages/station/structure/elements/pirs.html Pirs Docking Compartment(NASAページ内)]▼
== 外部リンク ==
{{commonscat|Pirs}}
*[http://iss.jaxa.jp/iss/4r/dc1.html
▲*
[[Category:国際宇宙ステーション|ひあす]]
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