「選択 (進化)」の版間の差分

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'''選択'''(せんたく)とは、[[進化]]において、[[生物]][[個体]]や[[形質]]などが世代を経ることによってその数や[[集団]]内での割合を増していくこと。逆に、割合を減少させていくことを'''淘汰'''(とうた)という。
 
このような変化が実際に起こることを'''選択が働く'''(選択される)、または'''淘汰が働く'''(淘汰される)といい、この差を生む要因を'''選択圧'''または'''淘汰圧'''という。英語ではselectionで、選択のほうが直訳に近い。淘汰とも訳される。選択と淘汰は表裏一体である。そのためこの二つのメカニズムを総称して選択(または淘汰)という場合もある。ただし文脈によっては選択と淘汰を区別しなければならないこともある。選択と淘汰を区別せず、割合を増していくことを'''正の選択'''または'''正の淘汰'''、割合を減らしていくことを'''負の選択'''または'''負の淘汰'''と呼ぶこともある。これはこれは単に選択や淘汰といった場合、メカニズムを指しているのか、実際の増減を指しているのか明らかではないからである。選択と淘汰は世代を超えて起こる現象であり、一個体の生死に対しては使わない
 
英語ではselectionで、選択のほうが直訳に近い。淘汰とも訳される。選択と淘汰は表裏世代を超えて起こる現象であり、である。そためこの二つのメカニズムを総称生死に対して選択(また淘汰)という場合もある。ただし文脈によっては選択と淘汰を区別しなければなら使わないこともあるまた選択は[[適応]]と同じ意味で用いられることがある。数や集団内での割合を増していくことを、「[[適応度]]が高い」、その逆を「適応度が低い」とも言う。
 
== 選択の分類 ==