「資源ナショナリズム」の版間の差分

1973年、[[オイルショック|石油危機]]において資源ナショナリズムは、その威力を発揮した。[[アラブ諸国]]は、[[石原油]]価格]]を吊り上げ、対[[イスラエル]]政策への賛同と石油輸出をリンクさせたのである。こうして、資源は「先進国に売らなくてはならないもの」から「先進国との外交交渉におけるカード」へと変わった。資源輸出国は交渉力を高めるために、資源毎の連合を組んだ。

特に、石油輸出国機構は石[[原油価格]]を操作することで1970年代の[[世界経済]]に絶大な影響を及ぼした。[[オイルマネー|オイルダラー]]の発生は[[国際金融市場]]をも通じて世界へ影響を与えた。