「北海道警裏金事件」の版間の差分

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経済準学士 (会話 | 投稿記録)
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2004年2月になって、元釧路方面本部長が、「自分が退職するまでは裏金が存在していた」と告発し、更に翌月には、[[弟子屈警察署]]次長を最後に退職した元[[警部]]が長年にわたり裏金作りをしていたことを告発し、後に[[生活安全部]]長だった元警察官も同じようなことを告発した。
 
これを境に道警は更なる内部調査を行ったが現在でも事実解明をしているとは言いがたい。内部調査メンバーはいずれも副署長や次席を経験した幹部ばかりで意味のないものだった。しかも、後の調査結果の発表では当時の本部長や警務部長、総務部長のいずれも「私的流用はなかった」と発言したが、告発した二人は「私的流用は間違いなくあった」と言うなど食い違いが見られた。
 
2004年8月には、[[興部警察署]]長が裏金問題のために[[自殺]]した。遺書では「自らも裏金を作り受け取っていた」と書かれていた。冬頃には北見方面本部警備課でも裏金疑惑が浮上し、2004年12月になり内部処分を発表した。処分者数は3235人で、[[懲戒処分]]が98人、減給は86人、戒告11人、内規処分が本部長をはじめ137人、更に2750人が口頭厳重注意や口頭注意で最も重かったのが停職1ヶ月(1人)で、日本警察、道警史上初の大規模不祥事事件の割には軽い処分であった。