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[[画像:Precolombiaanse culturen.png|thumb|350px|right|先コロンブス期におけるコロンビアの古代文化分布図]]
'''シヌー文化'''(Sinú)は、[[パナマ地峡]]の根元付近、[[コロンビア]]の北海岸、[[カリブ海]]の南側に注ぐシヌー川の下流を中心にカウカ川中流域にわたってA.D.500年頃から800年頃まで栄えた文化。シヌー川下流域は、[[河口]]、[[沼沢地]]、[[サバナ (地理)|サバンナ]]と森林の境界地帯は肥沃な[[沖積地]]で農業に適するとともに豊かな[[動物相]]ももっていた。シヌー族は1世紀頃から[[根菜]]農業をおこなって[[集落]]を形成し始めた。全盛期には、50万[[ヘクタール]]に及ぶ地域を洪水を防ぐ構造をもった複雑な水路システムを築き、墳墓を兼ねた神殿マウンドを伴う集落が河川沿いにいくつも形成していた。[[スペイン|スペイン人]]の記録によれば、1000人もはいる神殿も築かれたという。川の沖積土から砂金を採取し、鋳型を用いて、すばらしい[[黄金]]製品や[[トゥンバガ]]製品を生産していた。「悪魔」の山と名づけられた墳墓からは、多量の黄金製品が発見されている。針金細工のような精巧なつくりの半円形鼻飾り、鳥やワニなどを象った製品が知られている。[[オーパーツ]]としてしばしば取り上げられる「[[黄金スペースシャトル]]」は、シヌーの人々が[[ナマズ]]の一種を模して作ったものと考えられている。
==関連項目==
*[[タイロナ]]