「零空間」の版間の差分

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[[en:Kernel Kernel_(algebra)]]
 
<i>A</i> が[[ベクトル空間]] <i>V</i>からベクトル空間 <i>W</i> への [[線形写像]]であるとき、 <i>A</i> の核空間とは、
ある[[集合]]<math>A</math>から<math>B</math>への[[写像]]<math>f</math>について、次が成り立つようなAの[[部分集合]]を'''核空間'''または'''カーネル'''といい、<math>Ker(f)</math>と表す。
: ker <i>A</i> := {<b>x</b> in <i>V</i> : <i>A</i><b>x</b> = <b>0</b>}.
 
のことである。<br>
<math> Ker(f) = \{ x \in A | f(x)=0 \} </math>
核空間は、ベクトル空間 <i>V</i> の[[部分空間_(線形代数)|部分空間]]である。さらに、 [[商空間_(線形代数)|商空間]] <i>V</i>/(ker <i>A</i>) は、 <i>A</i>の像に同型である; 特に[[次元_(線形代数)|次元]]について
 
: dim ker <i>A</i> = dim <i>V</i> - dim im <i>A</i>.
ただし、<math>0</math>は<math>B</math>の[[零元]]である。
が成り立つ。<br>
ker <i>A</i> = {<b>0</b>} であることと、線形写像 <i>A</i> が[[単射]]であることは同値である。
 
===関連項目===
[[核_(数学)|核]]
[[カーネル]]
[[余核|余核(Cokernel)]]