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== 足跡 ==
[[1977年]]、イギリスを席巻していた[[パンク]]ムーブメントの真只中、[[シングル]]「[[イン・ザ・シティ]]」、ついで同タイトルの[[イン・ザ・シティ (アルバム)|アルバム]]でジャムはデビューを飾った。
 
当時18歳のフロントマン、[[ポール・ウェラー]]の、精悍ながらも少年の面影を残すルックスとはあまりに対象的な激しいコードカットとボーカル、ブルース・フォクストンのヘビーかつタイトなベース、リック・バックラーの疾走感溢れるドラムスにより生み出されるジャムサウンドは、既にライブにおいて一部の熱狂的なファンに支持されていた。
アルバムでは、ウェラーのアイドルでもある[[スモール・フェイセズ]]の[[スティーヴ・マリオット]]の影響も窺えるも、全体にはパンキッシュなライブ感そのままのサウンドを聴かせた。その最初期のサウンドにはザ・フーやモータウンの以外にも先輩格にあたるTHE BOYSやDr.FEELGOODからの影響が伺える。
[[パンク]]/[[ニューウェイブ]]の追い風もあり人気を獲得した彼らは、その勢いに乗って2ndアルバム2作目ザ・モダン・ワールド(This Is the Modern World)』を発表するものの、まとまりに欠ける散漫な曲ばかりで酷評された。実際ポールウェラー自身も「あのアルバムはリリース以来一度も聞いていない」とインタビューで語っている。
 
しかし、翌[[1978年]]にリリースされた3rd3作目[[オール・モッド・コンズ(All Mod Cons)]]』は、[[ザ・フー]]、[[スモール・フェイセズ]]や[[モータウン]]サウンドの影響を受けた[[リズム・アンド・ブルース|R&B]]が取り入れられたサウンドを創り出し、[[モッズ]]としてのアイデンティティー、独自性を前面に打ち出した傑作となった。特にウェラーのソングライティングが進境を見せ、アコースティックギターによる「イングリッシュ・ローズ(English Rose)」や夜の都会の風景を描く「チューブ・ステーション(Down in The Tube Station at Midnight)」等、これまでのストレートなイメージとは一線を画す楽曲を作り出している。モッズ・リヴァイヴァルの立役者ともなった『オール・モッド・コンズ』はファン、ジャーナリズムに高く支持されバンドの最初のピークとなり、これを機にジャムの快進撃が始まる。
 
ヒット曲「イートン・ライフルズ(The Eton Rifles)」を含む[[1979年]]発表の4thアルバム『セッティング・サンズ(Setting Sons)』では、「電話のあの娘(Girl on the Phone)」などのストレートなジャムサウンドに加え、ヘビーな展開を見せる「プライベート・ヘル(Private Hell)」や曲調の変化に富んだ「少年の兵士(Little Boy Soldier)」、ウェラーのロマンチストとしての一面を覗かせる「不毛の荒野(Wasteland)」など充実した楽曲が多く、3rdアルバムと並ぶ傑作とファンの呼び声も高い。同年の英音楽誌 New Musical Express でのリーダーズポールでは、ベストバンド、ベストアルバム(『セッティング・サンズ』)、各プレイヤー等の主要部門を独占、英国での人気が絶大なものであることを世に知らしめた。以降、解散までベストバンドの座は譲らなかった(NME誌)。
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| 全英20位
|-
| ザ・モダン・ワールド([[:en:This Is the Modern World|This Is The Modern World]])
| [[1977年]][[11月18日]]
| 全英22位
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| [[オール・モッド・コンズ([[:en:All Mod Cons|All Mod Cons]]
| [[1978年]][[11月3日]]
| 全英6位