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'''アントニ・タピエス'''('''Antoni Tàpies'''、[[1923年]][[12月23日]] - )は[[スペイン]]の現代[[芸術家]]。スペイン・[[バルセロナ]]生まれ。[[20世紀]]の[[現代美術]]の巨匠の一人と言われている。
 
[[1950年]]に初めての個展を[[バルセロナ]]で開催、以後[[パリ]]に居を移す。タピエスは、初期の頃は[[パウル・クレー]]などに影響を受けた[[シュルレアリスム]]の[[画家]]としてキャリアを始めたが、その後すぐ[[抽象表現主義]]に進み、美術用画材ではないものを利用した芸術である「[[アルテ・ポーヴェラ]](Arte Povera)」スタイルで創作活動を行う。[[1953年]]には[[ミックス・メディア]]での創作を開始、後にこれが彼の芸術への最大の貢献と評価される。このスタイルの一つの例は、粘土と大理石粉を[[]]に混ぜ、廃紙、糸、絨毯などを使用している(灰色と緑の絵(Grey and Green Painting・1957年)、[[ロンドン]]・[[テート・ギャラリー]]収蔵)。
 
国際的な評価は[[1950年]]末までに定着し、[[1960年代]]初期までは[[エンリケ・タバラ]]、[[アントニオ・サウラ]]、[[マノロ・ミラレス]]や他のスペイン人[[アンフォルメル]]派の芸術家と作業した。[[1970年代]]には[[ポップ・アート]]の影響を受け、家具の破片などのもっと大きな物体を絵画にくわえるようになってきた。タピエスのアイデアは世界中の芸術、特に絵画、彫刻、版画の分野などに大きな影響を及ぼした。世界中の様々な美術館に彼の作品が収蔵されている。