「わたしが・棄てた・女」の版間の差分
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この作品は吉岡努の視線から描いた「ぼくの手記」と森田ミツの視線から描いた「手首のあざ」の二つの視点で描かれている。遠藤周作の作品のうち、純文学作品に対して軽小説に位置づけられる作品の中で、広く読まれている小説である。
なおこのヒロイン森田ミツは、実際にハンセン病と診断されながらも誤診で、のちに看護婦になった経歴を持つ[[井深八重]]がモデルとなっている。作者自身が最も好きな登場人物であると語り、のちの作品にも同じ名前の人物がしばしば登場する。
== 初出・書誌 ==
初出は、1963年に、『[[主婦の友]]』
;刊行本
* 『わたしが・棄てた・女』(1964年3月、文藝春秋新社)
* 『わたしが・棄てた・女』(1969年8月、講談社)
* 『現代日本キリスト教文学全集』第12巻収録(1973年12月、教文館)
* 『わたしが・棄てた・女』(1976年、遠藤周作文庫)
* 『わたしが・棄てた・女』(1972年12月、講談社文庫/ISBN
* 『遠藤周作文学全集』第5巻収録(1999年9月、新潮社/ISBN
== 関連作品 ==
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* 愛する(1997年、日活。[[熊井啓]]監督。[[酒井美紀]]、[[渡部篤郎]]、[[岸田今日子]]、[[小林桂樹]]、[[三條美紀]]、[[松原智恵子]]、[[宍戸錠]]、[[岡田眞澄]]、[[西田健]]、[[絵沢萌子]]ほか出演)
2002年のフランス映画『[[天使の肌]]』(監督:[[ヴァンサン・ペレーズ]])は、『わたしが・棄てた・女』の翻案ではないかと言われている。
;舞台
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