「フラッシュサプレッサー」の版間の差分

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蒼海牧菜 (会話 | 投稿記録)
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本部品を装着することで、発射炎を分散軽減する働きがある。
 
銃身長の長い武器の場合、発射火薬が炸裂し、弾丸が銃口から飛び出すまでに発射火薬はほぼ完全に燃焼し、銃口からはおおよそ発射煙のみ排出される。この時、大型の火薬量の多い武器や銃身長の短い武器の場合では、燃焼状態の発射炎が銃口より大きく噴出する。フラッシュサプレッサーを装着していない場合には発射炎が輪状に吹き出し、炎による光の刺激によって射手の視界が妨げられ、射撃・照準能力の低下を招いたり、敵に発射位置がばれてしまったりする。フラッシュサプレッサーは、そういった不備を防止するために考案された。この部品を銃身先端に装着または加工すると、発射炎が銃先端に達した際、フラッシュサプレッサーの側面の穴から炎が逃げ、その拡散方向が穴の数に規制され、良好な視界を確保することができる。
 
昨今では発射[[火薬]]の燃焼効率の向上もあり、発射炎の制御よりも反動軽減の効果に主眼をおいた物の開発が目立ってきている。また、上方にのみスリットを設けることで[[コンペンセイター]]としての役割も持つM16A2のフラッシュサプレッサーのように、複数の役割を持ったものが珍しくない、逆に機能がひとつのみのものが珍しい状態になっている。