「つる植物」の版間の差分
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*刺・鉤
:鉤や刺を茎や葉にもって、引っ掛かりながら登って行くものである。いわゆるイバラはこれである。[[ノイバラ]]類、[[サルカケミカン]]などは茎に一面に刺が生えている。サルトリイバラは少数の刺があるが、巻き鬚も持っている。[[ジャケツイバラ]]では、大きく広がった葉の裏にも刺が並ぶ。[[熱帯雨林]]の[[トウ]]類は、茎に大きな刺が並び、葉にも刺があるほか、葉先から長いつるが出て、この表面にも一面に逆刺があって、ものに引っかけられる。
:刺ではなく、[[鉤]]を持つのが[[カギカズラ]]である。茎や葉の節ごとに一対のカギが出て、引っ掻けるのに適している。
*吸盤
[[画像:Boston Ivy Japanese Ivy Sucker 20080628.JPG|thumb|rihgt|245px|ツタの吸盤]]
:[[ツタ]]の場合、巻き鬚の先端が吸盤状になって、他物に張り付く。また、少々特殊であるが、[[寄生植物]]の[[ネナシカズラ]]などは、宿主植物に寄生根をつけるのが吸盤のような役割を担っている。
[[画像:Iwagarami Root 20080513.jpg|thumb|rihgt|180px|[[イワガラミ]]の根]]
*根
:茎から根を出して、張り付くことで登るものである。這い上がると言っても良い。[[キヅタ]]、[[テイカカズラ]]、[[イタビカズラ]]、[[イワガラミ]]、[[オウゴンカズラ]]、[[ツルアダン]]など、例が多い。この手のものは、地上を這う形を取ることも多い。
*特になし
:特に、固定のための器官を分化しないものもある。[[アサガオ]]や[[フジ (植物)|フジ]]などは若い茎が他物に巻き付くことができる。[[カザグルマ]]や[[センニンソウ]]では、葉柄が他のものに巻き付くことができる。
== 性質など ==
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