「クロロゲン酸」の版間の差分

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'''クロロゲン酸'''(—クロロゲンさん、chlorogenic acid)は 5-カフェオイルキナ酸 (5-caffeoylquinic acid) とも呼ばれ、[[コーヒー酸]]のカルボキシル基が[[キナ酸]]5位のヒドロキシ基と脱水縮合した構造を持つ化合物である。コーヒー豆から初めて単離され、現在では多くの双子葉植物の種子や葉から見いだされている。熱に不安定で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解する。カフェタンニンの一種とされたこともあるが、[[タンニン]]としての活性が低く、現在ではタンニンの一種としては見なされていない。
 
[[コーヒー豆]]中に 5%–10% 近く含まれ、含有量は[[カフェイン]] (1%–2%) よりも多い。[[カフェイン]]とともに[[コーヒー]]抽出液冷却時に認められる白濁の原因とされる。コーヒー抽出液の味覚における影響は複雑である(濃度その他の条件で渋、酸および甘を示す)。抽出時間が長すぎたときに顕われる雑味の原因とされる。
 
鉄(III) イオンの存在下で緑がかった黒色の化合物となる。アルカリ条件下で橙色を呈する。
 
[[ラジカル (化学)|ラジカル]]補足捕捉能を持つため、抗酸化作用が期待されている。
 
== 物性 ==
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[[Category:カルボン酸]]
[[Category:フェノール]]
[[Category:配糖体]]
 
[[bg:Хлорогенна киселина]]