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ハインケルはジェット機やロケット機の開発のパイオニアでもある。[[V2ロケット]]開発などでその名を知られる[[ヴェルナー・フォン・ブラウン]]の液体燃料ロケットエンジンに注目したハインケル社は、自社の単発単座レシプロ機 He 112にこれを搭載した。[[1934年]]、He 112改造機は、離陸・飛行から着陸まで[[レシプロエンジン]]を使用しない純粋なロケット飛行に世界に先駆けて成功した。
 
さらにハインケル社は、世界速度記録の樹立を狙った[[He 176 (航空機)|He 176]]を製作した。ヘルムート・ヴァルターが開発した液体燃料ロケットエンジンを搭載した1号機は[[1939年]] [[6月20日]]に初飛行した。しかし、2回目の飛行を視察した[[ドイツ ([[:de:Reichsluftfahrtministerium|Reichsluftfahrtministeriumドイツ空軍省]],略号:RLM) には本機は不評で、以降飛行禁止とされた。[[1939年]] [[7月]]の[[アドルフ・ヒトラー]]御前飛行が本機の最後の飛行とされる。
 
なお、史上唯一の実用ロケット戦闘機[[メッサーシュミットMe163|Me 163]]の原型機、DFS194の初飛行は[[1939年]]末であった。