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'''モバイル放送株式会社'''(もばいるほうそう - )は、[[移動体]]向け[[衛星放送]]サービスを行う日本の[[放送事業者]]。2004年10月20日から移動体向け衛星放送「[[モバHO!]]」を開始、2008年3月24日から高度利用者向け緊急地震速報を利用できる「Sバンド防災放送サービス」を開始。2009年3月末でモバイル放送全てのサービスを終了する予定
 
== 概要 ==
[[東芝]]、[[SKテレコム]]、[[トヨタ自動車]]、[[NTTデータ]]、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]をはじめ、[[シャープ]]、[[電通]]、[[日本放送協会|NHK]]など約90社が出資する株式会社。設立は[[1998年]]5月29日。[[大韓民国|韓国]]の[[SKテレコム]]と共同保有となる[[静止衛星|静止放送衛星]]MBSatを[[2004年]][[3月13日]]に[[ケープカナベラル空軍基地]]から[[アトラス (ミサイル)|アトラス3ロケット]]により打ち上げた
 
[[大韓民国|韓国]]の[[SKテレコム]]と共同保有となる[[静止衛星|静止放送衛星]]MBSatを[[2004年]][[3月13日]]に[[ケープカナベラル空軍基地]]から[[アトラス (ミサイル)|アトラス3ロケット]]により打ち上げた。[[MBSat]]は運輸多目的衛星[[MTSAT]]などと同じスペースシステムズ・ローラル社製の大型衛星で、Sバンド送信用としてノースロップ・グラマン社製の開口径12mの反射鏡を用いたアンテナを装備する。他に、ギャップフィラー受信機へのダウンリンク(衛星→地上向けの回線)送信アンテナとして2.4m径のアンテナも持つ。
 
== 営業赤字損失112億円 ==
[[2004年]][[10月20日]]、移動体向け衛星放送・[[モバHO!]]のサービスが開始され、[[2007年]][[3月31日]]付で東芝の連結子会社となっているが、売上高が6億円に対して営業赤字損失が112億円にも上り<ref>[http://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_03/pr_j3001.htm 特定子会社の異動に関するお知らせ ]</ref>、モバHO!と競合する携帯端末向け地上波放送の[[ワンセグ]]が急速に普及している事など、モバHO!の契約者数が伸び悩んでいる状態が続いている。
 
=== サービス終了へ ===
*2008年7月25日、NHKによりモバHO!のサービス終了が報じられた。
2008年7月25日、NHKによりモバHO!のサービス終了が報じられた内容によると、<ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/t10013109951000.html モバイル放送 サービス終了へ]</ref>加入者は当初200万人を目標としていたが10万人前後にとどまっている為、事業継続が困難となった。2009年春を目処にサービスを終了させる予定。との事。(これに関する東芝及びモバイル放送からの正式な発表はまだない)
*2008年7月29日、モバイル放送はモバイル放送事業を2009年3月末で終了すると発表した<ref>[http://www.mbco.co.jp/05_news/press_archive/080729_01.html モバイル放送事業の終了について]</ref>。
サービス開始当初、加入者は最低150万人、目標200万人を目標としていたが、2008年7月現在で10万人程度にとどまっており、事業継続が困難となった為、事業終了を決定した。
 
2008年7月29日 東芝の役員会で モバイル放送事業の終息が決定(20092009年3月末を目処に「モバHO!」を含む全ての放送サービスを終了する予定。東芝は事業終了で250億程度の費用が発生すると見込んでいる。
 
なお、韓国でもSKテレコムの子会社のTUメディアが同じ衛星を使用しモバイル放送同様のサービスを行ってる為、SKテレコムと共同保有している衛星は引き続き運用を継続する。
 
== 脚注 ==