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特に[[1976年]]から始まった『[[エロイカより愛をこめて]]』は、当初は美術品専門の泥棒の伯爵と超能力者3人組が主人公のドタバタ喜劇であったが、脇役として登場した[[北大西洋条約機構|NATO]]情報部少佐が強烈な個性で超能力者3人組を押しのけて主人公となり伯爵と少佐を中心としたシリアスでかつコミカルなスパイものに変貌してしまい、これ以後男の戦いを舞台とした[[硬派]]の物語が青池作品の基調となった。
 
『エロイカより愛をこめて』の番外編といえるスパイもの『Z - ツェット - 』や、中世の歴史に題材をとった『アルカサル - 王城 - 』、『修道士ファルコ』など、広範な取材と緻密で丁寧な表現が評価されている。少女誌にとどまらず、少年誌に連載をしたこともある。
 
[[1991年]]、『アルカサル - 王城 - 』で第20回[[日本漫画家協会賞]]優秀賞受賞。
 
『エロイカより愛をこめて』のヒットにより、作品の主人公、エーベルバッハ少佐と同名の都市であるドイツ・[[エーベルバッハ]]市を訪れる日本人観光客が急増した。青池はこの功績によって同市から[[名誉市民]]の称号と、市のシンボルである[[イノシシ]]の彫像を送られた。(エーベルバッハのエーベルEberとはドイツ語でイノシシの意味。ちなみにバッハbachは小川。)
 
[[2007年]]、自身の作品『エル・アルコン - 鷹 -』と『七つの海七つの空』が[[齋藤吉正]]に[[脚本]]化され、[[宝塚歌劇団]]の[[星組]]により[[ミュージカル]]化される事が決定。また10年間の間、連載が中断されていた作品『アルカサル -王城 -』が、[[秋田書店]]発行・月刊[[少女漫画]][[雑誌]]、「[[プリンセスGOLD]]」に前後編による完結編が掲載される事が決定(2007/2/16発売の“3+4月号”で前編100p掲載済み)。