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[[1922年]][[4月22日]]創刊。日本で発行される英字新聞としては古参の部類に属したが、[[2001年]][[3月31日]]を以て紙媒体の発行を停止し、翌月[[インターネット]]上の[[ニュースサイト]]へ移行した。
 
== 疑義が持たれた報道、スキャンダル ==
== 「WaiWai」低俗記事配信問題 ==
* 2008年5月下旬、コラム「WaiWai」において、長期にわたり不正確・猥雑な記事が配信されていたことが発覚し、[[2ちゃんねる]]などのネット上で批判が高まり、後に毎日新聞は関係者の処分を発表。
{{main|毎日デイリーニューズ低俗記事配信問題}}
2008年5月ごろ、「毎日デイリーニューズ」のコラム「WaiWai」の配信記事(過去分をふくむ)の内容に関して、批判・抗議や疑問の声が[[2ちゃんねる]]などのネット・コミュニティに多く寄せられ、問題があることが表面化した<ref name="毎日-20080720特集紙面の右">
{{Cite web|date=2008-07-20|url=http://www.mainichi.co.jp/20080720/kensyo2.pdf|title=英文サイト問題検証|format=PDF|work毎日新聞|publisher=毎日新聞社|accessdate=2008-07-31}}</ref>。同コラムは、日本で発行された紙誌([[タブロイド]]誌や[[夕刊紙]])を翻訳して紹介したものとされていたが、内容を知った人々から「日本人が海外で誤解される」「内容が低俗」といった批判が届いたばかりでなく、同月末には記事を巡って翻訳転載元の月刊誌からも抗議を受ける事態となった<ref name="毎日-20080720特集紙面の右"/>。この時点で英文毎日編集部は、単なる翻訳紹介ではない、誇張をふくむ意訳や出典の記述の改変が施された記事が配信されている実態に気付いていたことになる。
 
しかし、毎日新聞社も後日(同年7月20日)公表した内部調査結果<ref name="毎日-20080720特集紙面の右"/>で認めるように、この問題への同社側の認識・対応は鈍いものであった。英文毎日編集部は同コラム閉鎖を即断せず、転載元を同社の週刊誌「サンデー毎日」に切り替えて同コラムを存続させる一方、過去記事は一部を削除・その他を閲覧禁止とし、外部検索サイトにも非表示にするよう要請した<ref name="毎日-20080720特集紙面の右"/><ref>
同社は、過去記事を削除・閲覧禁止とする目的やその対象範囲を明示しなかった。ネット上ではこの対応を「証拠隠滅」などととらえる向きもあった{{要出典|2008年7月}}。</ref>。6月20日に他社ニュース配信サイトがこの問題を報じるに至って<ref>
{{cite news|title = 毎日新聞英語版サイト「変態ニュース」を世界発信|url = http://www.j-cast.com/2008/06/20022225.html|publisher = [[J-CAST]]|date = 2008年6月20日| accessdate = 2008年6月22日}}</ref>、6月21日、同コラムを閉鎖し、毎日新聞社としても同サイトと日本語サイト「毎日jp」でおわびを表明した<ref>
{{cite news|url=http://mdn.mainichi.jp/20080720/0625.html|title=Apology to readers for WaiWai column|publisher=[[毎日新聞社]]|date=2008年6月25日|accessdate=2008年7月31日}}</ref><ref>
{{cite news|url=http://www.mainichi.co.jp/20080720/0625.html|title=英文サイトのコラム、読者におわびします|publisher=[[毎日新聞社]]|date=2008年6月25日|accessdate=2008年7月31日}}</ref><ref>
[http://www.asahi.com/national/update/0624/TKY200806240055.html "毎日新聞英文サイト英訳コーナー廃止 「低俗」批判受け"]{{リンク切れ|date=2008年7月}}, 朝日新聞,2008年6月24日.</ref><ref>
[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080624-OYT1T00418.htm "みだらな表現に抗議受け、毎日新聞が英文サイト一部閉鎖"]{{リンク切れ|date=2008年7月}}, 読売新聞, 2008年6月24日.</ref><ref>
[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000956-san-soci "英語版サイトに「低俗」な日本紹介記事を掲載 毎日新聞がおわび"]{{リンク切れ|date=2008年7月}}, 産經新聞, 2008年6月24日.</ref><ref>
{{cite news|url = http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062401000847.html|title = 毎日が英文サイト一部閉鎖 「低俗」と抗議3百件|publisher = [[共同通信]]|date = 2008年6月24日|accessdate = 2008年6月24日}}</ref>。「毎日新聞」紙面では、6月25日付朝刊に謝罪記事が掲載された<ref name="毎日-20080720特集紙面の右"/><ref>
{{cite news|url = http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008062500447|title = 英文コラム「不適切」、閉鎖=毎日新聞が謝罪記事|publisher = [[時事通信]]|date = 2008年6月25日|accessdate = 2008年6月25日}}</ref>。まだこの段階では、主として同コラム読者に対する「おわび」であり、不適切な記事が及ぼした悪影響や、掲載された原因などは詳述せず、調査中とするにとどまっていた。
 
[[2008年]][[6月27日]]、毎日新聞社はこの「WaiWai」問題を受け、担当記者を懲戒休職3カ月、編集部長を役職停止2カ月、問題当時デジタルメディア局次長だった[[磯野彰彦]](同日現在は局長)を役職停止1カ月の懲戒処分とし、デジタルメディア局長だった[[長谷川篤]](同日現在は取締役デジタルメディア担当)が役員報酬の20%(1カ月)、常務デジタルメディア担当だった[[朝比奈豊]](2008年6月25日付けで社長に就任)が役員報酬の10%(1カ月)を返上する処分とした<ref>
{{cite web|url=http://www.mainichi.co.jp/20080720/0628.html|title=役員・記者ら処分 英文サイトに不適切コラム|publisher=[[毎日新聞社]]|date=2008年6月28日|accessdate=2008年7月31日}}</ref>。
 
毎日新聞社が内部調査結果を公表する見通しを示したのは、ようやく7月7日であった<ref>
{{cite web|url=http://www.mainichi.co.jp/20080720/0707.html|title=英文サイト不適切記事問題 中旬に調査結果公表します|publisher=[[毎日新聞社]]|date=2008年7月7日|accessdate=2008年7月31日}}</ref>。対応が遅れている間に、2ちゃんねるは「[[祭#インターネットスラング|祭り]]」状態になり、2ちゃんねらー、特に[[既婚女性板]]の利用者を中心に、毎日新聞社や毎日新聞社の媒体に広告を掲載する企業などに対して[[電凸]]や[[ボイコット|不買運動]]、[[チラシ|ビラ配り]]などの抗議行動が行われる事態に発展した。これを受け、多くの企業が広告配信を停止し、一時は日本語サイト「毎日jp」の広告スペースがほとんど自社広告で埋め尽くされる状況となった<ref>{{cite news|title=「毎日jp」が自社広告だらけに、ネット上に深いつめ跡残る|url=http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080708/310423/| author=小林直樹|publisher=[[日経BP社|ITpro]]|date=2008年7月8日| accessdate=2008年7月11日}}</ref>。
 
== 関連紙 ==
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== その他 ==
* [[ピーナッツ (漫画)]](長年連載していた新聞マンガ)
 
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==