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'''夏バテ'''(なつばて)とは[[夏]]の暑さにより自律神経系の乱れに起因する現れる様々な症状。'''暑気中り'''、'''暑さ負け'''、'''夏負け'''と呼ばれることもある。
 
== 原因 ==
人間の体は、高温・多湿な状態では体温を一定に保とうとして[[エネルギー]]を消費し、かなりの負担がかかる。通常は負担に耐えることができるが、特に負担が強い場合や、長引いたりすると体に溜まった熱を外に出すことが出来なくなる。この状態が続いて様々な症状が現れるのが夏バテである。原因として挙げられるものに[[自律神経]]のバランスの乱れがある。前述の通り、暑くなると、体は[[体温]]を保とうとするが、[[汗]]をかいたり[[血管]]を広げたりして体温を逃がそうとするのは自律神経の働きによる。
 
[[冷房]]の無かった時代は[[猛暑]]による体力低下・食欲不振などいわゆる「夏やせ」と呼ばれる症状が主であったが、[[空調設備]]が普及した現代では[[気温]]と[[湿度]]の急激な変化により[[自律神経系|自律神経]]のバランスが崩れて起こることが多い。[[ストレス (生体)|ストレス]]や冷房による冷え、[[睡眠]]不足なども原因となる。「夏バテ」という名称から夏のみの病気であると思われがちだが、気候の変化が激しい[[梅雨]]や初夏にも起こりやすい。
 
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== 改善と予防 ==
夏バテの改善と予防には十分な休養と栄養補給を行い体を休めることが大切である。[[ビタミン]]や[[タンパク質]]の不足も夏バテを招くため、食事は[[大豆]]や[[魚]]、[[野菜]]など色々な食品をバランスよく摂り、冷えを増長する冷たいものは控えて暖かい[[茶|お茶]]などを飲むようにすると効果的である。特に水分補給が重要で、夏場は軽い作業でも1日2~3ℓの汗をかくため、意識的に水分を取るようする。
 
冷房を入れる際は、体に負担がかからない様に室温と外気の差を5℃以内にすることが望ましい。それが出来ない場合はひざ掛け・[[カーディガン]]等で冷え具合を調節すべきであとよい
 
== 語源 ==