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統合提案
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{{統合提案|ブレイン宇宙論|ブレイン宇宙論|date=2008年8月}}
 
'''ブレーンワールド'''(braneworld)または'''ブレーン宇宙論'''(brane cosmology)とは、近年精力的に研究が進められている宇宙モデルの1つで、『我々の認識している[[4次元時空]]([[空間]]3次元+[[時間]])の宇宙は、さらに高次元の時空(バルク、bulk)に埋め込まれた膜(ブレーン、brane)のような[[時空]]なのではないか』と考えるモデルである。動機は、[[超弦理論]]や[[M理論]]における高次元空間での整合的な理論構築である。5次元目以上の次元を[[余剰次元]]とも呼ぶ。単純に時空の次元を増やす理論は、[[カルツァ・クライン理論]]をはじめとして古くからあるが、ブレーン仮説では,物質や電磁気力は膜上にのみ存在でき、重力だけは余剰次元にも影響しうるとする考えが新しい。ブレーン仮説を考えると、物理学における基本的な4つの力([[相互作用]])のうち、[[重力]]だけが極端に弱いという[[階層性問題]]を、「重力だけがバルク中も作用するから」として説明できる可能性がある。