「グルーヴ」の版間の差分

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音楽理論でリズムの基礎を学ぶ際はまず、4/4拍子の場合は、一小節全てを占める音符を全音符と言い、その半分が二分音符、そのさらに半分が四分音符、といったように数学的に割り切れるものを拍子と考える。多くのポピュラー音楽の4/4の楽曲では、2拍目と4拍目に[[スネアドラム]]によってアクセントがおかれる事が一般的だが、例えばこの際、音楽のジャンルによってスネアドラムの2、4拍目のアクセントが数学的なその位置よりも微かに後に置かれる事がある。この遅れ方が大きいほど、ミュージシャン間では通常「重い」などと表現する。これをどの程度遅らせるかは楽曲により、ジャンルにより、またミュージシャンによって違ってくるが、いずれにしろ通常は一般のリスナーが聴いて判別出来る程の値ではない。ミュージシャン同士がアンサンブルを行う際は、お互いにこの遅れを読み合って一定の「ノリ」を作り出すのである。
 
この2、4拍目のスネアの微妙な位置というも、グルーヴと言う漠然とした概念の構成要素のごく一部に過ぎないが、このように、数学だけでは割り切れないリズムの要素や、理論ではなく経験によってのみ培われるリズムの感覚全体を指してグルーヴと呼ぶ。
 
==関連項目==