「西フラマン語」の版間の差分

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== 地位 ==
西フラマン語と標準オランダ語の違いは、ある面で[[アフリカーンス語]]とオランダ語の違いより大きいが、アフリカーンス語が独立した言語とみなされるのに対し西フラマン語はそうではない。アフリカーンス語がこのように認識される大きな理由は、一つには地理的に遠いこと、もう一つには文法的な違いにある。この点西フラマン語は標準オランダ語と一致する部分がかなり多い。他方、政治的な理由も非常に重要である(1920年代のアフリカーンス語話者のナショナリズム)。フリジア語は西フラマン語と違いほとんど北海ゲルマン語的な特徴のみを示しており、独立した言語とみなされる。
 
オランダでは西フラマン語と姉妹関係にあるゼーラント語を、リンブルク語や低ザクセン語のように、[[ヨーロッパ地方言語・少数言語憲章]]の枠組の中で認知させようという試みがなされている。オランダ、ベルギー、[[スリナム]]からなるオランダ語連合の否定的な見解について同憲章は対応を行わなかった。
 
西フラマン語は、ベルギーで公的な認知を受けていない。ベルギーは自国が現在抱える複雑な言語事情をより複雑にしないため同憲章を採択しなかった。
 
フランスではある程度の認知が得られ、政府が作成した「フランスの地域言語」のリストに載せられた。フランスは同憲章に署名するのではなくリストを作り、憲章を部分的に取り出しリスト上の言語に適用した。しかし、西フラマン語話者が次第に減少している以上は、実際このような半公式的な認知の仕方はそれほどの重要性を持たない。
 
== その他の特徴 ==