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[[Image:Feuerverzinkte Oberfläche.jpg|thumb|250px|溶融亜鉛メッキ鋼材表面の斑模様]]
'''溶融亜鉛メッキ'''(ようゆうあえんめっき:"hot dip galvanizing")とは、鋼材の防錆処理の一種である。鋼材の表面に[[亜鉛]]の合金層を形成する事で、亜鉛の犠牲的防食作用により、鋼材の腐食を抑制する事を目的としており、屋外に設置される鋼構造物の防食処理として広く採用されている。重工業地帯や海浜地区での寿命は著しく低下するが、環境条件が良好であれば数十年に渡る防食効果が期待できる。溶融亜鉛メッキの作業工程は、JIS H9124によって定められており、鋼材表面の'''脱脂'''(10%アルカリ溶液槽)・'''酸洗'''(7~10%硫酸溶液槽)・'''フラックス'''(飽和塩化亜鉛アンモニウム溶液槽)・'''メッキ'''(440~460℃液体亜鉛槽)・'''冷却'''(温水層もしくは空冷)の順で行う。メッキされた鋼材表面には、亜鉛の結晶による斑模様が現れるのが特徴である。
 
== 関連項目 ==
*[[亜鉛めっき]]
*[[亜鉛めっき鋼板]]
*[[ガルバリウム]]
 
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