「酸化還元反応」の版間の差分

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Akane700 (会話 | 投稿記録)
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電池では、その正極と負極において、[[化学反応式#半反応式|半反応式]](半電池式)で表される1組の酸化還元反応が起こっている。それぞれの極を半電池と呼ぶことにすると、2つの半電池の間に発生するのが電池の起電力である。1対の酸化体と還元体(例えば銅イオンと金属銅)を含む[[化学反応式#半反応式|半反応式]]の酸化還元電位は、ある基準となる半電池と組み合せたときの起電力として定義されている。水溶液系の場合、ある[[化学反応式#半反応式|半反応式]]の酸化還元電位を求める際に基準とする、相手の半電池には
 
:<math>\rm{2H^{+}(aq) + 2e^{-} = H_2(g)}</math>
 
を使うことが取り決められている。ここで、水素イオンの活量は1、水素ガスの分圧は1気圧であり、このような半電池を標準水素電極(SHE; standard hydrogen electrodeもしくはNHE; nornal hydrogen electrode)と呼んでいる。酸化還元反応系において、関与する物質の活量(あるいは分圧)がすべて1の場合の電極電位を[[標準電極電位]]と呼んでいる。活量が1でない場合の電極電位は[[ネルンストの式]]から計算することができる。標準水素電極 (SHE) を基準に求めた種々の[[化学反応式#半反応式|半反応式]]の酸化還元電位は、便覧等に表として掲載されている。