「朝顔 (源氏物語)」の版間の差分

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==朝顔の姫君==
[[桐壺帝]]の弟・桃園式部卿宮の姫君で、[[光源氏]]のいとこにあたる。名前は、源氏から[[アサガオ]]の花を添えた[[和歌]]を贈られたという「[[帚木 (源氏物語)|帚木]]」や「朝顔」の逸話からきており、そこから「'''朝顔の姫君'''」「'''朝顔の斎院'''」「'''槿姫君'''」「'''槿斎院'''」などの呼び名がある。五十四帖中「[[帚木 (源氏物語)|帚木]]」から「[[若菜 (源氏物語)|若菜]]」まで登場。
 
源氏が若い頃から熱をあげていた女君の一人で、高貴の出自のため正妻候補に幾度か名前が挙がり、正妻格の[[紫の上]]の立場を脅かした。姫君も源氏に好意を寄せているが、源氏の恋愛遍歴と彼と付き合った女君たちの顛末を知るにつけ妻になろうとまでは思わず、源氏の求愛を拒み続ける。源氏とは終始プラトニックな関係だった。[[朱雀帝]]時代から斎院を長く続けたたため婚期を逃し、そのまま独身を貫き通して[[出家]]、物語の表舞台から消える。