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'''輝ける闇'''(かがやけるやみ) は、[[開高健]]作の小説。[[1968年]]作、[[毎日出版文化賞]]受賞。[[ベトナム戦争]]へ取材に赴いた主人公による一人称で物語が進む。この作品は開高健が取材のため南ベトナム政府軍に従軍した際、激しい戦闘に巻き込まれ奇跡的に生還した体験がベースになっていると言われ、よって内容は主人公の心情の変化に主眼が置かれる。戦況や周囲の環境、主人公の心情が変わるに従って、主人公と戦争との関わり方も変化していく。
 
ベトナム戦争を主題とした文学としては最も有名な作品の1つであり、開高健の文学の転換期とも言われる作品である。後の「[[夏の闇]]」「[[花終わる闇(未完)]]」にさきがける、「闇三部作」の一作目。