「プラトーン・システム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
あまりに見方が一面的。
4行目:
選手のオーダーを軍隊の小隊(プラトーン)になぞらえ、投手を除く守備のポジションについて複数の選手を用意し、試合によって複数のオーダーを使用することを指す。
 
通常は右打ちと左打ちの選手を用意し、相手の先発投手が右投げの場合は左打ちの選手、左投げの場合は右打ちの選手で構成されたオーダーを組む。この背景には、一般に右(左)打者は、右(左)投手よりも左(右)投手と対戦した場合の方が打率がよくなる傾向にあるとされる点が挙げられる。統計的には右打者は右投手を相手にする場合よりも左投手を相手にする方が平均打率が約1分、左打者は左投手より右投手を相手にする方が平均打率が約3分よくなるとされる<ref name="example">[[玉木正之]]『プロ野球大辞典』新潮文庫、1990年、P365。ただし、本書には左右打者の打率について元となった統計データそのものは記載されていない。そもそも同書は、プロ野球(特に巨人)に対する皮肉として書かれた面があり、資料的価値については疑問が残る。</ref>。
 
これ以外の区分によって選手を分けるものもある。たとえば、ホームランバッターと単打主体だがコンスタントなアベレージヒッターとを使用する球場によって使い分けるケースがある。また、リードしている試合の終盤に守備力に優れた選手のオーダーに切り替えるスタイルもプラトーン・システムに含まれる。