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'''如意輪寺'''(にょいりんじ)は[[奈良県]][[吉野郡]][[吉野町]]にある[[浄土宗]]の寺である。山号は塔尾山(とうのおさん)。本尊は[[如意輪観音]]。本堂の背後には[[足利尊氏]]により京を追われ、吉野の地で死去した[[後醍醐天皇]]の陵・塔尾陵(とうのおのみささぎ)、世泰親王墓がある。
 
== 歴史 ==
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正平2年12月(1346年)、[[楠木正成]]の長男・[[楠木正行]]が[[四条畷の戦い]]に出陣するに際し、一族郎党とともに当寺にある後醍醐天皇陵に詣で、辞世の歌「かへらじとかねて思へば梓弓なき数に入る名をぞとどむる」を詠んだという。正行は当寺本堂の扉に鏃(矢じり)で辞世の句を刻んだとされ、その扉とされるものが今も寺に伝わる。
 
[[松尾芭蕉|芭蕉]]は、ここに立ち寄った折、「御廟年を経てしのぶは何をしのぶ草」などの句を残している。
 
== 境内 ==