削除された内容 追加された内容
謫士 (会話 | 投稿記録)
КОЛЯ (会話 | 投稿記録)
修正など、+cat
1行目:
'''鷺舞'''(さぎまい)'''とは主として[[牛頭天王|八坂信仰]]の[[神社]]にて奉納される伝統舞踊。島根県[[津和野町]]及び京都市の[[八坂神社]]で奉納されるものが著名である。
 
島根県津和野町のものは、津和野弥栄神社の鷺舞として国の[[重要無形民俗文化財]]に指定([[1994年]])。
 
== 歴史 ==
13行目:
今日、一般に鷺舞といえば、津和野の鷺舞を指すことが多い。
===日程、行程===
津和野の鷺舞が奉納されるのは弥栄神社の例祭祇園御神事に倣って、伝統的には毎年7月20日と7月27日に決められており、鷺舞の行事は「頭屋」と呼ばれる者が行事の一切を執り行うしきたりとなっている。頭屋は舞いを奉納する主役であり、当屋がそれを引き立てる役となる。
 
まず、当屋が八坂神社の神木に[[注連縄]]を奉納した後に、20日の未明に当屋がふれ太鼓を叩きながら「当屋におじゃれや」と大声で呼び歩くことで祭りはスタートする。後に当屋と鷺舞当屋が当屋屋敷と呼ばれる場所(現在は町民センターが該当する)に集合し、祭壇の前で儀式を執り行う。儀式が終わると祭りは本番を迎え、弥栄神社に神輿を迎えに行ってから、神輿の後に鷺を筆頭とする舞方、囃方などを連れた行列が、町内各所で舞を奉納しながら市街を練り歩き、最後に当屋で舞いを終える。一週間後の27日は還御の日であり、再度神輿の御供をしながら(ルートは若干異なる)、弥栄神社へ帰り、最後に社殿の前で舞いを奉納してから、全てを納める。その後、笠砕という者が、翌年の頭屋を決める。翌年の頭屋は舞い込み頭屋と呼び、頭屋の鷺が家へ舞い込むのを待つのである。
 
尚、各場所における舞は10分ほどであり、それを一日10~1110-11箇所で行う。鷺舞は津和野の風物詩ともいわれ、昭和58年からは観光振興の一環として、間の24日にも舞いが奉納されるようになり、弥栄神社[[境内]]とJR[[津和野駅]]前で行われる。
 
また、鷺舞に因み、[[女子]]らによる子さぎ踊りも奉納されるが、歴史は浅く[[昭和33年]]より子供達に伝統行事に関心を持って欲しいという願いから始められたものである。かつて子鷺も神輿渡御に倣って練り歩いていたが、現在は行列に加わっていない。子さぎ踊りは地元小学校の3年生~6-6年生の女子[[児童]]が選ばれる。
 
=== 行列の構成===
;舞方
:鷺…雌雄の鷺1人ずつ。頭は[[桐]]、羽根は[[檜]]で作られており、計15kg15キログラムにも達する。それを身に纏ったまま、長い道中を練り歩くため、重労働である(そのため、'''大人の男性'''が役を担う)。
:棒振、鞨鼓…鷺役と共に舞いを奉納する。
;囃方
57行目:
 
==参考文献==
*新日本法規出版 『日本の祭り 6
*主婦の友社 『日本の祭りポケット図鑑』
ほか
 
{{DEFAULTSORT:さきまい}}
[[category:日本島根県の祭り]]
[[category:島根県の祭り|さきまい重要無形民俗文化財]]
[[category:津和野町]]