「ロテール (西フランク王)」の版間の差分

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'''ロテール'''([[フランス語]]:'''Lothaire''', [[941年]] - [[986年]][[3月6日]])は、[[西フランク王国]]([[カロリング朝]])の[[国王]](在位:[[954年]] - [[986年]])。[[ルイ4世 (西フランク王)|ルイ4世]]とドイツ王[[ハインリヒ1世 (ドイツ王)|ハインリヒ1世]](捕鳥王)の娘ゲルベルガの息子。
 
954年に父王の死去をうけ即位した。はじめ、パリ伯[[ユーグ (フランス)|ユーグ]](大公)と[[ケルン大司教]][[ブルーノ1世 (ケルン大司教)|ブルーノ1世]](ロテールの叔父)の後見の下にあった。
 
ロテールの治世の初期は、[[ノルマンディー公]]をはじめとする家臣との戦いで占められた。また、[[ロレーヌ]]の[[オットー2世 (神聖ローマ皇帝)|オットー2世]]からの奪還も計画した。[[978年]]の春、エクス=ラ=シャペル(ドイツ名[[アーヘン]])で奇襲攻撃を行なってオットー2世を捕らえる直前まで持ち込んだ。これに対してオットー2世は同年秋、フランスへ復讐戦をしかけた。オットー2世の兵はパリ近郊まで侵攻したが領土を奪うことはできず、損害を出して撤退した。結局、[[980年]]にMargut-sur-Chiersで両者の間に講和条約が結ばれた。さらに[[983年]]にはロテールが[[オットー3世 (神聖ローマ皇帝)|オットー3世]]の後見人に選ばれた。