「分電盤」の版間の差分
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[[画像:電灯分電盤 (埋込型).JPG|thumb|right|150px|業務用電灯分電盤(埋込型)の例]]
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▲''' 分電盤 ''' (ぶんでんばん)とは、電気を安全に使用するために必要な[[漏電遮断器]] (漏電ブレーカー) や[[配線用遮断器]] (安全ブレーカー) を一つにまとめた箱のこと。住宅用分電盤では、これらの他に[[アンペアブレーカー|電流制限器 (アンペアブレーカー)]] を取付けられるように設置スペース (「リミッタスペース」と呼ばれている) を設けてある製品と設けてない製品が販売されている。業務用分電盤 (電灯盤など) の場合には、漏電遮断器や配線用遮断器のほかに、[[電力量計]]や制御用の[[継電器|リレー]]、[[照明]]を[[リモコン]]で制御するための制御ユニットなどが組み込まれている場合がある。
「[[電気設備に関する技術基準を定める省令|電気設備技術基準]]」第56条「配線の感電または火災の防止」や第63条「過電流等からの低圧幹線等の保護措置」にもとづき分電盤は設置する必要がある。また「[[電気設備技術基準の解釈]]」第165条「低圧屋内電路の引込口における開閉器の施設」は
▲==== 分電盤設置の法律的な根拠 ====
▲「[[電気設備に関する技術基準を定める省令|電気設備技術基準]]」第56条「配線の感電または火災の防止」や第63条「過電流等からの低圧幹線等の保護措置」にもとづき分電盤は設置する必要がある。また「[[電気設備技術基準の解釈]]」第165条「低圧屋内電路の引込口における開閉器の施設」は、上記第56条や第63条にのっとり、どのような場所に分電盤を設置するとよいかを述べている。住宅用分電盤は、玄関や廊下の壁面上部、新築マンションなどの場合にはクローゼットの内側に、業務用分電盤は建物内のEPS(電気パイプスペースまたは電気パイプシャフト)に設置される事が多い。
== 住宅用分電盤 ==
[[画像:家庭用分電盤(
普段一般によく目にすることのできる分電盤は、住宅用分電盤である。
[[日本配線器具工業会|社団法人日本配線器具工業会]]の自主規格である'''JWDS0007「住宅用分電盤」'''に適合していれば、住宅用分電盤を製造するメーカーは
▲==== 住宅用分電盤の規格 ====
▲[[日本配線器具工業会|社団法人日本配線器具工業会]]の自主規格である'''JWDS0007「住宅用分電盤」'''に適合していれば、住宅用分電盤を製造するメーカーは、日本配線器具工業会が発行する規格適合認定シールを貼ることができる。
JWDS0007「住宅用分電盤」には、高性能規格と高機能規格という2種類の規格がある。
▲:''' 高機能規格適合品 '''は、
▲:*電気を使いすぎている時に音声で知らせる過電流警報機能をもった分電盤
▲:*[[地震]]を感知し震度5以上であれば音声で知らせ、場合によってはブレーカーを遮断する機能をもった分電盤
▲:*[[雷]]によるサージをカットする機能を持った分電盤
▲[[画像:家庭用分電盤(内部).JPG|thumb|250px| 住宅用分電盤の内部例]]
▲==== その他の住宅用分電盤 ====
これらの規格以外にも、様々な機能を持ち合わせた住宅用分電盤が分電盤製造メーカーにより製造・販売されている。
== 参考資料 ==
▲:*[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H09/H09F03801000052.html 電気設備に関する技術基準を定める省令(電気設備技術基準)]
▲:*[http://www.chuden.co.jp/manabu/shikumi/bundenban/index.html 中部電力 分電盤の仕組み]
▲:*[http://www.jewa-hp.jp/JWD0007.pdf 日本配線器具工業会規格 JWDS0007 住宅用分電盤]
▲:*『住宅の電気設備推奨基準』第5版 (社団法人家庭電気文化会 発行)
== 外部リンク ==
*[http://www.jewa-hp.jp/index.html 日本配線器具工業会住宅盤専門委員会]
*[http://www.sp.jewa-hp.jp/index.html 分電盤標準化協議会]
*[http://www.eccj.or.jp/qanda/he_qa/elec/d0302.html 住宅分電盤の据え付けにおける要点(ECCJ)]
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