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'''禊'''(みそぎ)とは、2つの意味がある。
 
#[[神道]]や[[仏教]]で自分自身の身に穢れのある時や重大な神事などに従う前、又は最中に、自分自身の身を氷水、[[滝]]、[[川]]や[[海]]で洗い清めること。仏教では主に[[垢離|水垢離]](みずごり)と呼ばれる。<br>用例は[[万葉集]]より「君により言の繁きを 故郷の明日香の河に禊しにゆく」 (巻4-626)<ref>[[八代女王]]獻天皇歌一首「君爾因 言之繁乎 古郷之 明日香乃河爾 潔身爲爾去」「一尾云 龍田超 三津之濱邊尓 潔身四二由久」</ref>
#禊祓(みそぎはらえ)の略。[[俳句]]や[[短歌]]などでは、夏の[[季語]]に用いられる。
 
== [[通過儀礼]] ==
地域によっては、一定の年齢に達した男子(稀に女子)は[[通過儀礼]]としての禊をする事によって初めて1人前と認められる場合がある。
 
服装は男女とも白装束が原則だが男子は[[ふんどし]]の場合もある。
 
ふんどしの場合、白の[[越中褌]]が原則だが白の[[六尺褌]]の場合もある。
 
== 裸祭りとの関係 ==
各地の[[裸祭り]]の中には、[[通過儀礼]]としての禊が[[祭り]]化されたものも多い。
 
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御輿等を担ぎながら水を浴びたり川や海に入る場合も多いが、これも禊の一種と考えられる。
 
== 現代における禊 ==
*神事の前に於ける行として、一般[[参拝]]者が手水で清めることも禊の一種である。
*一方で川や海、滝に入る禊を行う者もある。神社関係者などの研修会等で行われる他、寒中に精神鍛錬の意味合いをもって、神社が主催し、[[氏子]]らを集めて行う事もある。
*[[武道]]修行者が上記の機会等に、[[寒稽古]]の一環として行うこともある。また稽古の前に冷水を浴びてから稽古を行う武道家もいる。
 
== 現代的な意味 ==
#に示した意味が転じて、現代では[[犯罪]]を犯した[[政治家]]等が、一定の立候補中止期間([[冷却期間]])を置く事の意味にも使われるようになっている。または、冷却期間を置いた後に再び立候補した[[選挙]]を禊と位置付け、当選すれば「禊は済ませた」というようにも使われる。<br />
::用例としては「××先生が禊をする」。
 
== 関連項目 ==
*'''[[禊川]]'''
:*みそぎをする川。夏の季語。[[源氏物語]]第9巻([[葵 (源氏物語)|葵]]の巻)に次のような箇所がある。「たち出でて給えりし[[禊川]]の荒がりし瀬に」。
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*[[沐浴]]
 
== 参考 ==
#[[御衣木]](みそぎ)とは、神仏の像を作るのに用いる木材のこと。檜(ひのき)・百壇(びゃくだん)・栴檀(せんだん)・朴(ほお)の類の木が用いられる。
#[[大祓]](おおはらえ)とは、古来6月及び12月の晦日(つごもり)に、[[親王]]以下在京の百官を[[朱雀門]]の前に集めて、万民の罪や穢(けがれ)を祓った[[神事]]。現在も、宮中をはじめ全国各地の神社で行われる。中臣の祓とも呼ばれる。また、これらの神事から、[[俳句]]や[[短歌]]では夏や冬の[[季語]]に用いられる。
 
== 参考文献 ==
*[[広辞苑]] 第5版他
 
== 脚注 ==
 
<references/>
 
[[Category{{DEFAULTSORT:神道|みそき]]}}
[[Category:仏教文化|みそき神道]]
[[Category:行法|みそき仏教文化]]
[[Category:行法]]
 
[[cs:Misogi]]