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1行目: '''風巻景次郎'''（かざまきけいじろう、[[1902年]][[5月22日]] - [[1960年]][[1月4日]]）は、日本の[[国文学者]]。 [[兵庫県]]に平田家の子として生まれ生後すぐ京都の風巻家養子となる。[[第八高等学校 (旧制)\|第八高等学校]]をへ経て1926年[[東京帝国大学]]国文科卒業後、271927年[[大阪高等女子専門学校]]教授、321932年[[長野県女子専門学校]]教授、351935年上京し[[日本体育会体操学校]]教授、381938年[[東京音楽学校]]教授、421942年文部省勤務、441944年[[清水高等商船学校]]教授、[[北京輔仁大学]]に赴任、敗戦によってこれを辞し、461946年帰国、[[法政大学]]などの講師を務めたのち、471947年[[北海道大学]]教授、571957年附属図書館長、581958年[[関西大学]]教授。明治期の[[正岡子規]]以来、『[[万葉集]]』を高く評価し、『[[古今和歌集]]』『[[新古今和歌集]]』を低く見る風潮に抵抗し、[[鎌倉幕府]]の下で逼塞していたとされる中世の宮廷に、平安朝以来の和歌を中心とする文学伝統があることを説いた『中世の文学伝統』が主著で、昭和初年、風巻による中世文芸の見直しにより、文壇にも[[谷崎潤一郎]]の「吉野葛」のような中世ものが流行をみた。[[保田與重郎]]『後鳥羽院』などもあり、南朝を[[吉野朝]]と呼ぶ南朝正統論と相まって、昭和戦前の文化全体に与えた影響は大きい。『風巻景次郎全集』全10巻（桜楓社、1969-71年）がある。 8行目: == 著書 == 新古今時代人文書院 1936 文学の発生子文書房 1940 中世の文学伝統和歌文学論　日本放送出版協会 1940 のち岩波文庫日本文学史の構想昭森社 1942 海道東征註靖文社 1943 [[西行]]　建設社、1947 日本文学史ノート第1-3 角川新書 1948 [[源氏物語]] 福村書店 ~~1952 (~~1952（国語と文学の教室) ）日本文学史の周辺塙書房 1953 谷崎潤一郎の文学 [[吉田精一]]共編塙書房 1954 日本神話物語日本少年少女古典文学全集弘文堂 1957 作品を中心とした日本文学史（編）角川書店 1960 日本文学史の研究角川書店 1961 西行と兼好角川選書 1969 == 関連項目 == 29行目: *[[北海道室蘭清水丘高等学校]] ~~[[Category~~{{DEFAULTSORT:~~国文学者\|~~かさまきけいしろう]]}} [[Category:~~1902年生\|かさまきけいしろう~~国文学者]] [[Category:~~1960年没\|かさまきけいしろう~~兵庫県出身の人物]] [[Category:1902年生]] [[Category:1960年没]]

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