「ラジカル (化学)」の版間の差分

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ラジカルは通常、反応性が高いために、生成するとすぐに他の原子や分子との間で[[酸化還元反応]]を起こし安定な分子やイオンとなる。ただし、1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル (DPPH) など、特殊な構造を持つ分子は安定なラジカルを形成することが知られている。
 
多くのラジカルは電子対を作らない電子を持つため、[[磁性]]など[[電子スピン]]に由来する特有の性質を示す。このため、ラジカルは[[電子スピン共鳴]]による分析が可能である。さらに、結晶制御により分子間でスピンをうまく整列させ、極低温であるが[[強磁性]]が報告されたラジカルも存在する。1991年、木下らにより報告された''p''-Nitrophenyl nitronylnitroxide (NPNN)が、最初の有機強磁性体の例である(Tc=0.6K)
 
==歴史==