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上記を踏まえると、低温・高圧で反応させるべきである。しかし、平衡を右に移動させることは、そのまま効率的にアンモニアを合成させることにはつながらない。なぜなら、低温では反応速度が低下するために、平衡に達するために多量の時間が必要となるからである。また、高圧にさせるためには、反応を起こす容器がその圧力に耐えなければならないが、物理的にもその圧力には限界がある。よって、工業的には、<math> 3 \sim 5 \times {10}^7 </math>Pa程度で運用されている。
 
今、低温(400℃以下)では、反応速度が小さくなり、NH<sub>3</sub>が出来るまで時間がかかりすぎる。そこで、もう少し高温(500℃程度)で反応させると、[[収率]]は少し減るものの、短時間で出来るので、これを何回も繰り返すほうが、より、経済的である。しかし、温度が500℃程では十分な速度が出ないので[[フリッツ・ハーバー]]と[[カール・ボミタッシュ]]は数多ある[[触媒]]のなかから、この反応に適する触媒として四酸化三鉄Fe<sub>3</sub>O<sub>4</sub>を主成分とする触媒を見つけ出した。
 
さらに、まだ変化させていない条件(濃度)を変化させる為に反応の途中で適宜アンモニアを取り出すことで、逆反応を起こりにくくしアンモニアを効率的に合成している。