「裁判所書記官」の版間の差分

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== 任官 ==
裁判所書記官の職務は、[[裁判官]]を補佐して裁判の円滑な進行を実現するものであるから、高度の法律的な知識を必要とする。そのため、[[裁判所事務官]]等として裁判所に採用された後、裁判所職員総合研修所書記官養成部入所試験(もしくは書記官任用試験)に合格したうえで一定の研修等を受けて、初めて裁判所書記官としての[[資格]]を得ることができる。その後は書記官としての道以外に、さらに試験に合格すれば[[簡易裁判所判事]]や[[執行官]]、[[副検事]]などへの道も開かれている。
なお、[[2004年]](平成16年)4月から[[裁判所書記官研修所]]と[[家庭裁判所調査官研修所]]が統合され、[[埼玉県]][[和光市]]に[[裁判所職員総合研修所]]が開設された。書記官の養成部は、[[法学部]]卒業者が対象の第一部(研修期間約1年)、法学部卒業者以外(高卒採用者含む)が対象の第二部(研修期間約1年半)があり、前者はおよそ160~240名、後者は120名程度である。毎年2月に研修を修了し、全国の裁判所で書記官として3月から任官する。
 
==職務==