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'''アーンミーヤ'''([[アラビア語]]:اللغة العامية アッ=ルガトゥ=ル=アーンミーヤ「通俗語」)とは、[[アラビア語]]の[[口語]]であり、[[文語]]である[[フスハー]]の対義概念である。語義は「通俗語」であり、例えば[[ラテン語]]に対する「[[俗ラテン語]]」のようなものである。アーンミーヤは多数の[[方言]]に分かれているが、これを「ラハジャ」(لهجة / Lahajah)と呼ぶ。実態としては、フスハーが中世以降娘言語としてのアーンミーヤに分裂し、口語としては死語となったため、アーンミーヤとフスハーの関係は、ヨーロッパでのロマンス諸語とラテン語、インドでの近代インド諸語とサンスクリット、中国での現代漢諸語と古典中国語の関係に相当する
 
言語学者によっては、アラビア語の方言に[[マルタ語]]を含める場合もある。[[マルタ語]]はロマンス語からの借用語を非常に多く取り入れた点で特異であり、方言ではなく独自の言語であるとする学者も少なからずいるが、実態はその中間である。([[アフリカーンス語]]と[[オランダ語]]の関係に同じ。)アーンミーヤの正書法は確立されていないが、最も優勢なエジプト方言を中心に規範化の動きがある。