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'''東京地下鉄10000系電車'''(とうきょうちかてつ10000けいでんしゃ)は、[[2006年]]([[平成]]18年)[[9月1日]]から[[東京地下鉄]](東京メトロ)[[東京地下鉄有楽町線|有楽町線]]、[[東武鉄道]][[東武東上本線|東上線]]で営業運転を開始した[[通勤形電車]]である。2006年10月現在、[[西武鉄道]][[西武有楽町線]]・[[西武池袋線|池袋線]]には乗り入れていない。[[帝都高速度交通営団]]から東京地下鉄へ移行後初の新系列である。
{{右|[[画像:Tokyometro10101F.jpg|thumb|200px|none|綾瀬検車区内を入れ換え運転(自走)中の10101F。行先表示は「[[新木場駅|新木場]]」となっている。<br><small>(公道から撮影)</small>]]
[[画像:Tokyometro10103Ftestrun.JPG|thumb|200px|none|有楽町線内を試運転中の10103F<br>新木場~[[辰巳駅|辰巳]]間にて]]}}
 
== 概要 ==
|社色=#109ED4
*[[東京地下鉄東西線|東西線]]の[[営団05系電車|05系]](第40編成以降)や[[東葉高速鉄道]]の[[東葉高速鉄道2000系電車|2000系]]と同様の[[アルミニウム合金|アルミ合金]][[ダブルスキン構造]]車体([[A-train]])だが、今までより軽量になっている。同じ日立製作所で製造された[[福岡市交通局]][[福岡市交通局3000系電車|3000系]]と[[近畿車輛]]製の[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[JR西日本321系電車|321系]]に類似するデザインである。
|画像=副都心線10106F.jpg
*報道によると、[[2007年]]度までに10両編成20本の計200両が[[日立製作所]]で製造される予定で、13号線の開業後は有楽町線と共用する予定である。また価格は1編成10両で約12億円である。
|画像説明=前面ゴールド帯がない10000系6次車(10106F)<re />(2007年5月26日、[[新木場駅|新木場]]~[[辰巳駅|辰巳]]間にて撮影)
*先頭車の貫通扉は[[営団5000系電車|5000系]]以来の中央設置とした。また前面左右の灯火類設置部は鍵穴の形状をしている。この前面デザインはかつて[[東京地下鉄丸ノ内線|丸ノ内線]]を走った[[営団500形電車|営団300形・400形・500形]]などのイメージや伝統を踏襲するねらいがあるとのことで、[[警笛]]も[[営団1000形電車]]など[[東京地下鉄銀座線|銀座線]]の旧型車に採用していた[[トロンボーン]]笛を再現している。前面は中央非常口構造であるが、運転台スペースを広くとってある為、非常時の通路は斜めとなる。側面の乗務員室扉は室内側も無塗装である。乗務員室の天井の高さは客室より低い。
|両数=10両・8両
*有楽町線を定期運転する車両としては初めてワンハンドル式[[マスター・コントローラー|マスコン]](両手操作・力行4ノッチ常用制動7ノッチ)を採用した。[[営団08系電車|08系]]などと同様にノッチ位置表示灯が設置されている。
|起動加速度=3.3
*[[集電装置|パンタグラフ]]は05系13次車の3基から5基に増加した。
|営業最高速度=有楽町線・副都心線80km/h<br />東上線100km/h<br />西武線105km/m
*前面の[[方向幕|行先表示器]]はフルカラーLEDではないが、[[ローマ字]]併記である。また、側面表示器では号車表示も行う。
|設計最高速度=120
*保守簡易化のため、[[鉄道車両の台車|台車]]はモノリンク構造のボルスタ付を採用した。
|減速度(通常)=3.5
*運転台はワンマン運転対応で現在は準備工事がなされている。
|減速度(非常)=5.0(資料により4.5)
|車両定員=先頭車143(座席48)人<br />中間車154(座席54または51)人
|編成定員=1,518(座席522)人
|全長=先頭車20,470mm<br />中間車20,000
|全幅=2,800<!-- 各項目のカンマは消さないこと -->
|全高=4,045mm<br/>パンタグラフ付4,080
|車両重量=24.2~34.2t
|編成重量=294.8t
|軌間=1,067
|電気方式=[[直流電化|直流]]1,500V([[架空電車線方式]])
|モーター出力=165kW(×20基)
|主電動機=[[かご形三相誘導電動機]]
|編成出力=3,300kW
|歯車比=87:14 (6.21)
|駆動装置=[[WN平行カルダン駆動方式|WN平行カルダン駆動]]
|台車=モノリンク式ボルスタ付台車 FS-777形
|制御装置=[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]-[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]
|ブレーキ方式=ATC連動[[回生ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]]・[[純電気ブレーキ]]
|保安装置=[[自動列車制御装置#新CS-ATC|車内信号式ATC]]・[[自動列車運転装置|ATO]]<br />東武形・西武形[[自動列車停止装置#私鉄のATS|ATS]]
|製造メーカー=[[日立製作所]]
|備考=
}}
'''東京地下鉄10000系'''(とうきょうちかてつ10000けい)は、[[2006年]]([[平成]]18年)[[9月1日]]に[[東京地下鉄有楽町線|有楽町線]]で営業運転を開始した[[東京地下鉄]]の[[通勤形電車]]。[[帝都高速度交通営団]]から東京地下鉄へ移行後、初の新系列車両である。
 
==概要=編成===
[[東京地下鉄南北線|南北線]]の[[営団9000系電車|9000系]]と同様に、新規路線である[[東京地下鉄13号線|13号線]](仮称)開業用の新製車であり、代替車および増備車ではないため「0x系」という付番の系列では無い。下3桁の車号は6000系以降の他系列と同様である。
本系列は、[[2008年]]([[平成]]20年)[[6月14日]]に開業した[[東京地下鉄副都心線|副都心線]]における新規開業用として、また[[東京地下鉄有楽町線|有楽町線]]用の[[営団7000系電車|7000系]]を副都心線で使用するために8両化した補填用として製造された。<!-- 7000系の代替も兼ねている。なお、初期車は東西線5000系の代替 -->
 
以下のような編成になっている。簡易運転台設置車両が編成中に4両存在し、2両を抜いて8連での運行にも対応している。なお、CTは([[付随車|付随]])[[制御車]]、Mcは簡易運転台付き[[電動車]]、Tcは簡易運転台付き付随車、Mは中間電動車、Tは中間付随車を表す。
車体構造は、[[2004年]]度に落成した[[東京地下鉄東西線|東西線]]の[[営団05系電車|05系]]13次車をベースにした[[日立製作所]]製の[[アルミニウム合金|アルミ合金]]製[[ダブルスキン構造]]車体 ([[A-train]]) で製造されたが、今までよりも軽量になっている。同じ日立で製造された[[福岡市交通局]][[福岡市交通局3000系電車|3000系]]や[[近畿車輛]]製の[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[JR西日本321系電車|321系]]に類似するデザインである。
:←新木場・新線池袋([[東京地下鉄#路線|A線]]側)             [[小竹向原駅|小竹向原]]・[[和光市駅|和光市]]・西武・東武線方面(B線側)→<br>10100(CT)-10200(M)-10300(Mc)-10400(Tc)-10500(Mc)-10600(Tc)-10700(T)-10800(M)-10900(M)-10000(CT)
 
===室内===
車体材質は[[廃車 (鉄道)|廃車]]時の[[リサイクル]]性を考慮して単一の[[合金]]を使用する「モノアロイ化」を実施している(本系列ではアルミ合金)。また、衝突時の安全性を考慮して側構体と妻構体の接合部分を三角形の断面としている。連結間の[[転落防止幌]]は灰色1枚形状である。
車内案内表示器を従来の[[発光ダイオード|LED]]式から、東京メトロの車両としては初めて[[液晶ディスプレイ|LCD]]式を採用した上で、客用ドア1ヶ所あたりに2台搭載し、右側LCDの映像は行先・次の駅と乗り換え案内・運行情報などを表示するなど、[[東急5000系電車 (2代)|東急5050系]]や[[横浜高速鉄道Y500系電車|横浜高速鉄道Y500系]]と同じ構造としている。2006年9月の営業運転開始時は右側のLCDだけを使用するため、左側は設置準備スペースとして確保した状態で投入されている。なお、LCDには時折東京メトロの乗車券やインターネットサイトなどの広告も展開しているが、乗り入れ先でも東京メトロの広告が表示される。東上線内の自動放送は[[営団07系電車|07系]]や[[東武9000系電車|東武9050系]]などと仕様を合わせた男声であり、[[英語]]放送の設定はない。なお、有楽町線内でもラッシュ時は英語放送はしない(詳細は[[営団05系電車#民営化以後の自動放送の移り変わり|こちら]]を参照頂きたい)。
 
側扉窓の支持方式は05系13次車とは異なり、近年の[[営団6000系電車|6000系]]・[[営団8000系電車|8000系]]の改造車にやや似ている物で、車外側から見ると支持部が黒く見え、室内側は07系と同様大型の平面的な支持具であるが、材質が異なる。ドアの開閉チャイム音は、従来車の2打式から3打式に変更した。[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[JR東日本E231系電車|E231系]]や[[東京都交通局]]([[都営地下鉄]])[[都営地下鉄新宿線|新宿線]]向けの[[東京都交通局10-300形電車|10-300形]]<!--(オール新造車)←先頭車だけ新製の編成は「10-300R形」なのでわざわざ括弧書きする必要は無い-->に近い。
[[大邱地下鉄放火事件]]を教訓に、不燃、難燃性の一層の強化や、[[プラスチック|樹脂]]部品の溶融滴下と[[有毒]][[ガス]]の発生防止など、構造や材質の見直しが図られたほか、隣接する車両の状況を判断しやすい貫通路の大型ガラスや、[[消火器]]や[[ドアコック|非常コック]]の所在がわかりやすい車内見付けとなっている。
 
[[蛍光灯]]や空調ダクトの一体化で、従来の車両より天井が18.5cm高くなった。車内貫通扉は東京メトロの車両では初のガラス張りを採用した。また、荷棚も透明になっている。
当初の報道では、[[2007年]]度までに10両編成20本(200両)が日立製作所で製造される予定だったが、一部専門誌の記事によると、さらに11本(110両)を追加製造し、最終的には合計で31本(310両)に増える予定である。また、価格は1編成10両で約12億円(1両あたり1億2千万円)である。
 
座席や床はオレンジ色である。室内の化粧板は灰色1色である。客室と乗務員室の仕切り窓は3ヵ所で、乗務員室扉は中央ではなく客室側から見てやや右側に寄っている。この内乗務員室扉窓は着色ガラスとしている。
前面デザインは営団地下鉄として初めて製造した[[東京地下鉄丸ノ内線|丸ノ内線]]用の[[営団500形電車|営団300形・400形・500形]]を意識したものである。前面左右の[[前照灯]]・[[尾灯]]は鍵穴形状として同形列の([[髑髏|どくろ]]形と呼ばれた)灯具をイメージしている。前照灯は[[ディスチャージランプ|HID]]式である。また、同系列と同じく[[営団5000系電車|5000系]]以来となる中央設置の[[貫通扉]]を有し、[[プラグドア]]構造の[[非常口]]とした。[[操縦席|運転台]]のスペースを広く取ってあるため、室内側の非常扉(乗務員室扉)は進行方向右側にオフセットしており、通路は運転室内を斜めに通り抜ける。
 
=== 性能 ===
前面形状は、新味とノスタルジーが共存する、大きく丸みを帯びた形状としており、フロントウインドシールドは曲面ガラス構成で、いずれのガラス上部にも遮光フィルムが貼られている。<!-- そもそも丸ノ内線の300形~500形はそんなに丸み帯びた形状でない。また、500形の灯具、貫通路の意識などは東京地下鉄から公式に発表している --><!-- アンチクライマーは厚みのある1段のものである。-->下部には丸みを帯びた[[排障器|スカート]]が設置されている。
基本的な性能は05系の第34編成以降と同様である。
*[[MT比]]5M5T構成。簡易運転台については前述部を参照の事。
*設計最高速度120km/h
*[[起動加速度]]3.3km/h/s
*減速度3.5km/h/s(非常5.0km/h/s)
*[[かご形三相誘導電動機|主電動機]]出力165kW(×20基)
*歯車比6.21
 
==運行区間==
先頭部の[[連結器]]は密着連結器である。[[警笛]]については東京地下鉄で初の新系列車両であることの意義を込め、[[東京地下鉄道1000形電車|営団1000形]]など、[[東京地下鉄銀座線|銀座線]]の旧型車に装備されていたホイッスル(笛)を採用した。ホイッスルは日本各地の[[路面電車]]にも採用例が多いが、ホーン(ラッパ)とは異なるややかすれた音色の笛と、最新デザインの大型[[通勤型電車|通勤形車両]]との組み合わせは稀有な例となっている。
現在は有楽町線・[[東京地下鉄有楽町線新線|有楽町新線]]から[[東武鉄道]][[東武東上本線|東上線]]への[[直通運転]]に使用されている。[[西武鉄道]][[西武有楽町線]]・[[西武池袋線|池袋線]]には試運転で誘導障害が発生したため、営業運転ではまだ入線していないが将来的には直通運転に使用される予定である。また、13号線開業後は13号線でも運行を開始し、2012年度には[[渋谷駅]]から13号線との直通運転が予定されている[[東京急行電鉄]][[東急東横線|東横線]]を経由し、[[横浜高速鉄道]][[横浜高速鉄道みなとみらい21線|みなとみらい線]]<!--その後2019年度には[[相模鉄道]]←決定事項ですか?-->への乗り入れも計画されている。
 
==歴史==
車体[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]は副都心線のラインカラーである茶色をベースとしている。上から茶(太い帯)・金(細い帯)・白(細い帯)となっている。側面では全編成とも窓の上部と窓下の2か所に貼付され、前面と側面でこの帯を配置しているのは10001F~10004Fのみで、10005F以降は前面の金帯が省略されている。<!-- ただし、[[営団07系電車|07系]]などと違って前面・背面と側面の帯はつながっていない。-->
*2006年[[5月29日]]~[[5月31日|31日]]に最初の編成である10101Fが[[綾瀬検車区]]まで[[車両輸送|甲種輸送]]された。その後10102F~10104Fについても[[8月4日]]までに同区まで甲種輸送された。
*9月1日に10101Fが営業運転を開始し、数日で10102Fと10103Fも営業を開始した。その後しばらくして10104Fも営業を開始した。10101Fは茶色・10102Fは青い記念ステッカーを前面に貼り付けた(10101Fは撮影会後、10102Fは11月頃撤去)。
*この10000系導入を記念して、2006年9月30日に[[新木場検車区|新木場車両基地]]で、10000系10101Fと07系07-101F、7000系7101Fを並べた撮影会を行った。
 
== 有楽町線における車両の転配について ==
側面窓上の[[シンボルマーク]]はプレート状取り付けに戻った<ref>05系13次車はステッカーによる貼付。</ref>。正面窓左上のシンボルマークは10001F~10012Fの各編成には貼付されているが、10013F以降の編成には貼り付けされていない。側面の[[鉄道の車両番号|車両番号]]表記は客室側窓の横にあり<ref>これは東急の車両などでも見られる。</ref>、立体<ref>プレートではなく文字の形に切り出している。</ref>の銀色のものである。なお、製造年の表記は編成番号と同じ書体が使われている。
*有楽町線では、2006年9月より順次10000系を4編成(40両)投入して営業運転を開始した。それに伴い[[営団07系電車|07系]]4編成を[[東京地下鉄東西線|東西線]]に転出させ、同線の[[営団5000系電車|5000系]]を置き換える予定である。
 
== 外部リンク ==
==搭載機器==
*[http://www.tokyometro.jp/news/2006/2006-21.html 東京地下鉄公式サイトより「10000系」新型車両を投入します。]
基本的な性能・主電動機出力・歯車比は05系<!-- すでにリンクあり -->の第34編成以降と同様である。主制御装置は[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]][[半導体|素子]]を使用した[[三菱電機]]製[[インテリジェントパワーモジュール|IPM]]方式の[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]方式である。また、センサレスベクトル制御による[[純電気ブレーキ]]にも対応している。制御方式は1C4M1群/2群制御方式としている。
*[http://www.tokyometro.jp/corporate/data/sharyo/rosen_yurakucyo10000.html 東京地下鉄車両紹介 有楽町線10000系]
 
{{rail-stub}}
[[集電装置|パンタグラフ]]はシングルアーム式で、05系13次車の3基搭載から再び5基搭載に増加された。[[鉄道車両の台車|台車]]は、保守簡易化のためにモノリンク構造のボルスタ付き台車を採用した。基礎ブレーキはユニットブレーキ式である。
 
[[Category:鉄道車両]]
[[圧縮機|電動空気圧縮機(CP)]]は三菱製で、東京地下鉄の車両で初のスクロール式が採用された。補助電源装置である[[静止形インバータ|静止形インバータ(SIV)]]は[[東芝]]製の出力240kVA品を編成で2台搭載した。
[[Category:東京地下鉄|車10000系]]
 
[[エア・コンディショナー|冷房装置]]は日立製で[[集中式冷房装置|集中式]]の能力58.0kW(50,000kcal/h)品が搭載されている。形状は従来車両とは異なる。
 
保安装置は東京地下鉄線内における[[自動列車制御装置|ATC]]装置と乗り入れ先である東武東上線・西武線用の[[自動列車停止装置|ATS]]装置を搭載する。
<ref>両先頭車の床下に「ATC・ATS」として1つの箱に収めている。</ref>また、[[東京地下鉄副都心線|副都心線]]における[[自動列車運転装置|ATO]]装置を搭載する<ref>初期車では当初非搭載であったが、後に搭載された。</ref>。
 
==室内==
===運転台===
[[操縦席|乗務員室は]]居住性確保のために線路方向に2,160mm確保されている。室内はアイボリー色、天井は客室よりも低い。<!-- 側面の乗務員室扉は室内側も無塗装である。-->運転台は黒色・灰色の配色で、[[東京地下鉄有楽町線|有楽町線]]を定期運転する車両としては初めてワンハンドル式[[マスター・コントローラー]]<ref>両手操作形、力行4ノッチ常用制動7ノッチ。</ref>および[[デッドマン装置]]を採用した。[[東京地下鉄半蔵門線|半蔵門線]]用の[[営団08系電車|08系]]などと同様にノッチ位置表示灯が設置されており、[[自動列車制御装置|ATC]]による制動の場合もブレーキ位置表示となる。
 
[[速度計]]は近年の他系列と同様に白地で、電照可能な120km/h表示のものである。副都心線において[[自動列車運転装置|ATO]]による[[ワンマン運転]]を行うため、[[東京地下鉄南北線|南北線]]用の[[営団9000系電車|9000系]]と同じく[[運転士]]用のドア開閉ボタン・乗降促進スイッチやATO出発ボタン、ワンマン・ツーマン切り替えスイッチなどがある。また、上部には[[プラットホーム|ホーム]]監視モニターが設置されている。
 
計器盤右側には[[鉄道車両のモニタ装置|車両情報管理装置(TIS)]]のモニター画面があり、機器の動作確認やサービス機器の操作に加えてワンマン運転時の運転士用の支援機能もある。[[車掌スイッチ]]は電気保持式(リレー式)で押しボタン式としている。また、西武線内における[[ドアカット|戸閉3/4締切回路]]が設置されている。
 
客室と乗務員室間の仕切り壁窓は3か所で、客室側から見て左から順に大窓、中央ではなくやや右側に寄っている乗務員室仕切扉と縦に細長い窓である。このうち乗務員室仕切扉は着色ガラスとしている。[[遮光幕]]は、運転席背後の大窓と仕切扉部分に設置している。<!--使用状況まで記載する必要はない-->
 
===客室内装===
[[蛍光灯]]や空調ダクトの配置を工夫することで、本系列の天井の高さは[[営団07系電車|07系]]より185mm高い2,415mmとなった。空調ダクトは側に寄せており、中央部のみが高い凸形となっている。また、この天井部には枕木方向に補助送風機としてラインデリアが先頭車7台・中間車8台設置されている。
 
照明は従来車のように天井面設置ではなく、天井高さの変わる切り替え部の垂直面に設置された。10104Fまでは当初天井の凹みの中に埋まっているような形態で設置されていたが、照度分布の改善のため、[[2006年]]11月~12月に全編成がスペーサーを用い、凹みから飛び出ている状態に変更された。また、10105F以降は新造時から飛び出ている。
 
連結間[[貫通扉]]は片開き式で傾斜式だが、東京地下鉄の車両で初の全面ガラスドアが採用された。貫通ガラス扉は900mm幅として、さらに両側200mmもガラス構造させることで見た目には1,300mmのガラス張り構造として車両間の見通しを向上させた。そのため、妻面窓は設置されていない。中央には縦じま模様を入れることで乗客がぶつからないように配慮している。
 
室内の色調は側方向、乗務員室仕切の化粧板は明るい灰色系、連結面妻面は明るい木目調の色調である。なお10119F・10120Fでは化粧板の色が濃くなっているが、10121F以降は戻されている。また、中央天井はシルバー系、側天井にあたる空調ダクト部はホワイトの色である。床材は明るいオレンジ系で統一されている。なお10121F以降の乗降口ドア付近には注意を示す赤い滑り止めがある。
 
本形式では車内の号車札・戸閉コック・非常通報器・消火器札などの表記類に蓄光性の[[シール]]を採用した。これは何らかの理由で車内が暗くなっても表示の確認ができるよう考慮したものである。また、この蓄光シール表記は 後にほかの東京地下鉄全車両も同様のものへ交換した。
 
[[鉄道車両の座席|座席]]はオレンジ色の表地であり、1人分の掛け幅が460mmの片持ち式(セパレートタイプ)である。<!-- 座席の感触は個人によって差があるので必要ない -->[[優先席]]付近は青色の表地として一般席とは区別している。編成中の2号車と9号車には[[車椅子スペース]]を設けている。側窓は車端部が固定窓、ドア間の2連窓は開閉可能な下降窓である。いずれも遮光用[[カーテン]]付としている。
 
目新しい点としては、アルミ[[型押し材]]を切削加工した支持枠に[[強化ガラス]]の底板をはめ込んだ[[網棚|荷物棚]]と大型のアルミ[[鋳物|キャスト]]製の座席袖仕切りがある。このほか、ドア上部の[[液晶ディスプレイ|LCD]]のキセもアルミ型押し材で構成されており、[[リサイクル]]性に難のある[[繊維強化プラスチック|FRP]]の使用を廃している。また、燃焼時の溶融滴下や[[毒|有毒]][[ガス]]の発生源となる[[ポリ塩化ビニル|塩化ビニール]]も使用されていない。ただし、袖仕切りに関しては、冬季の低温時に触れると非常に冷たく感じるため、改善を求める声もある。
 
つり手棒は従来車両とは異なり、ドア間線路方向のものは端部が曲がって天井に向かっているものである。天井との支持部分は溝のような部分の中に入っている。なお、天井から出て荷棚に至るポールは4本あり、7人掛け座席の場合、そのまま下に下りてスタンションポールになっているもの<ref>ドア間1か所あたり袖仕切部と3+4人に分割するものの計3本。</ref>のほか、荷棚の高さで止まっているものが1本ある。
 
ドア脇のつかみ部分は05系13次車と同様に独立した手すりではなく側扉の枠が伸びているものである。これらつかみ棒の接続にもアルミ型押し材が使われている。
 
[[つり革]]のつり輪形状は従来通り三角形で、ベルトは塩化ビニールの被覆を廃した[[ナイロン]]製となり、枕木方向に2列設置され、優先席付近のものは製造当初からオレンジ色のものが使われている。<!--車内の号車表示は灰色地で、枠に差し込まれている車両と貼付による車両がある。--><!--なお、05系13次車に設置されていたフリースペースは採用していない。05系13次車からで不採用のものはほかにもあり、書く必要はない-->
<gallery>
Image:Inside of Tokyo Metro 10000.jpg|車内
Image:Seat of Tokyo Metro 10000.jpg|座席(7人掛け)
Image:Priority seat of Tokyo Metro 10000.jpg|優先席(3人掛け)
Image:LCD information board of Tokyo Metro 10000.jpg‎|LCD車内案内モニター(10122)
</gallery>
10112Fからは竣工時から各客用ドアに「1号車 1番ドア」などと表記されたステッカーが貼付されている。これは[[営団01系電車|01系]]・[[営団02系電車|02系]]・9000系などでも貼付されており、後に10111Fにも貼付された。
 
側扉窓の支持方式は05系13次車とは異なり、[[営団6000系電車|6000系]]や[[営団8000系電車|8000系]]の一部の改造車に類似するもので、車外側から見ると支持部が黒く見えており、室内側は07系と同様にゴムを併用する大型の平面的な支持具を使用しており、ガラスは[[単板ガラス]]が採用されている。<!--側扉は両開き式で、[[戸袋]]窓は設置されていない。-->
 
[[ドアチャイム]]は、従来車の2打式の音色から[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[JR東日本E231系電車|E231系]]、[[JR東日本E531系電車|E531系]]と[[東京都交通局]]([[都営地下鉄]])[[東京都交通局10-300形電車|10-300形]]などと同じ3打式に変更された。また、戸閉め減圧機構も装備する<ref>10105F以降の編成では落成時から戸閉め減圧機構を搭載し、後に10101F~10104Fについても同様に搭載された。</ref>。当初は閉扉時に「プシュー」という音がなっていたが、その後全編成に改良が行われ、閉扉時の音がなくなっている。10105F以降の編成はドアチャイム用スピーカーのカバーの形状が変更されている。<!-- バグの説明は書く必要がない -->
 
==旅客への情報提供==
=== 車外の旅客へ ===
[[方向幕|行先表示器]]と種別表示器は[[明朝体]]の3色[[発光ダイオード|LED]]である。前面には行先表示器と[[列車番号|運行番号]]表示・[[列車種別|種別]]表示器が別々である。種別・運行表示器は一体化しているが、運行表示が左側に寄っているのは右側にローマ字併記の種別を表示するためである。側面表示器では[[東武50000系電車|東武50000系列]]と同様に号車表示も行っている。<!--すでに[[新宿三丁目駅|新宿三丁目]]や[[元町・中華街駅|元町・中華街]]など[[東京地下鉄副都心線|副都心線]]や[[東急東横線]]・[[横浜高速鉄道]][[横浜高速鉄道みなとみらい21線|みなとみらい線]]の行先も用意されている。-->行先表示は運転台のTISモニター画面から設定する。
 
車外[[スピーカー]]を搭載しており、乗務員による車外案内放送や乗降促進放送「ドアが閉まります、ご注意ください」の放送を流すことができる。
 
なお、副都心線開業前日の[[2008年]][[6月13日]]より各駅停車であっても種別表示「各停(Local)」を行うようになった<ref>これにより、6月13日に限り「各停 池袋」の行き先表示が見られた。</ref>。東武東上線直通の各駅停車は、和光市で表示が「各停」から「普通」に切り替わる(東武車も同様)。同時に直通先の東武東上線・西武池袋線内では行先と号車表示の間に「有楽町線直通」などのサインが表示されるようになったほか、その下には地下鉄線内の種別が分かるように「地下鉄線内各駅停車」(上の直通表示よりは字が小さい)などの表示もされている。地下鉄線内でも同様。以下に例を挙げる。
例:「有楽町線直通 地下鉄線内 各停」
  「東武東上線直通 東上線内 各駅停車」
  「西武線直通 西武線内 準急」
 
=== 車内の旅客へ ===
[[VIS (鉄道システム)|車内案内表示器]]は、従来のLED式から東京地下鉄の車両で初の[[液晶ディスプレイ|LCD]]式を採用した上で客用ドア1か所あたりに2台搭載し、右側のLCDの映像には行先・次の駅と乗り換え案内・所要時間・運行情報などを表示するなど、[[東急5000系電車 (2代)|東急5050系]]や[[横浜高速鉄道Y500系電車|横浜高速鉄道Y500系]]と同じ構造としている。<!--表示器の周辺は銀色で、その下部面(側扉の直上)は出っ張っている。-->ただし、[[2006年]][[9月1日]]の営業運転当初はは右側のLCDだけを使用し、10104Fまでは左側を設置準備スペースとして確保した状態で投入したが、同年[[10月]]から[[2008年]][[1月]]にかけて左側にも設置され、同時にドアエンジンも10105F以降とほぼ同一仕様に交換された。なお、[[2007年]]に製造された10105Fからは左側にも設置された状態で落成した。
 
表示内容やレイアウト、デザインは他社とほぼ同一であるが、駅ナンバリング(駅名標で表示されているものと異なる[[フォント]])の表示にも対応している。また、「こちら側のドアが開きます」の表示の際、他社([[東京急行電鉄|東急]]、[[小田急電鉄|小田急]])では開いた状態のドアに青い矢印が突き抜けている静止画が使用されているが、本系列ではこれを含む4コマの静止画で段々ドアが開く様子が表現されている([[東日本旅客鉄道|JR東日本]]では矢印がない)。完全にドアが開いた状態になると、「こちら側の…」の表示が「足元にご注意ください」に変わるのも特徴(英字は「Doors on this side will open.」の固定表示)である。なお、後に登場した[[西武30000系電車]]でもドアの画像はほぼ同じだが、矢印の色が緑色になっている。
 
なお、乗り入れ先となる[[東武東上本線|東武東上線]]と[[西武有楽町線]]・池袋線内では停車駅の設備や目的地までの所要時分など詳細な項目は表示されない。さらに、従来の車両では「準急」や「快速」の編成で各駅停車の区間に入った場合はそれぞれの種別表示が削除されるようになっていたが、本系列では実施されていない。また、左側のLCDの映像には時折東京地下鉄の[[乗車券]]や[[公式サイト]]などの広告も展開しているが、乗り入れ先でも同社の広告が表示される。なお副都心線が開業した現在、一般企業の広告を展開し始めた。
 
[[車内放送|自動放送装置]]を搭載している。南北線と同様に異常時などのメニュー放送機能も搭載されている。乗り入れ先の自動放送は東武東上線内が[[東武9000系電車|東武9000系および9050系修繕車]]と50000系・50070系などと仕様を合わした女声<ref>当初は7000系の一部・07系や東武9050系(登場時)などと仕様を合わせた男声であったが、7000系・07系・東武9050系が「東武東上線をご利用くださいまして~」と案内していたのに対し、10000系では「東武鉄道をご利用くださいまして~」と案内するなど若干の違いがあった。その後、東武9050系は副都心線直通改造に合わせて、7000系と10000系は副都心線開業と同時にそれぞれ現在の女声のものに更新された。 </ref>、西武有楽町線・池袋線内の自動放送も[[西武6000系電車|6000系]]などと仕様を合わせた女声であり、東上線、西武線共に副都心線開業と同時に直通先でも英語放送を行うようになった。詳細は「[[営団05系電車#民営化以後の自動放送の移り変わり]]」を参照。
# 10000系の編成
←[[新木場駅|新木場]]・[[渋谷駅|渋谷]]<!-- [[渋谷駅|渋谷]] -->方面                         [[和光市駅|和光市]]・[[西武池袋線]]飯能・[[東武東上本線|東武東上線]]川越市方面→<br />10107 (CT) - 10207 (M) - 10307 (Mc) - 10407 (Tc) - 10507 (Mc) - 10607 (Tc) - 10707 (T) - 10807 (M) - 10907 (M) - 10007 (CT)
*[[MT比]]5M5T構成だが、このうち編成中に簡易運転台設置車両が4両存在する。10101F~10105Fについては10400-10500の2両を抜いた8両編成での運行も可能で、副都心線開業時に7000系の副都心線専用8両編成の所定両数が不足したため、実際に副都心線開業当日から最初の4編成(1次車)が暫定的に8両編成での運用が行われており、車体前面の窓の向かって右側のワイパーの下に8CARSステッカーが貼り付けされたアクリル版が置かれている。
;凡例
:CT:([[付随車|付随]])[[制御車]]、Mc:簡易運転台付き[[動力車|電動車]]、Tc:簡易運転台付き付随車、M:中間電動車、T:中間付随車
 
編成番号は[[帝都高速度交通営団]](営団地下鉄)時代に多用された独自のものを使用している<ref>10105Fなら"5"、ちなみに07系は50番台の番号が付与されている。</ref>。南北線用の9000系と同様に新規路線である副都心線開業用の新製車でもあり、同線用としては代替車および増備車ではないため、「0x系」という付番の系列ではない。下3桁の車両番号の付与法は[[東京地下鉄千代田線|千代田線]]用の6000系以降の他系列と同様に百位が連結位置(10号車は0)、十位と一位が製造順の番号となっている。
 
==運行区間== ==これまでの歩み==
[[画像:Tokyometro10103Ftestrun.JPG|thumb|240px|right|10000系3次車(10103F)
[[2006年]][[5月29日]]~[[5月31日|31日]]に最初の編成である10101Fが[[山口県]][[下松市]]の[[日立製作所]]笠戸事業所から[[綾瀬検車区]]まで[[車両輸送|甲種車両輸送]]された。その後10102F~10104Fについても同年[[8月4日]]までに同区まで甲種輸送された。同年[[9月1日]]に10101Fが有楽町線および東武東上線での営業運転を開始し、数日後に10102Fと10103Fも営業を開始、その後しばらくしてから10104Fも営業を開始した。このうち10101Fは茶色、10102Fは青色の記念ステッカーを先頭車の前面左側に貼付した<ref>10101Fは撮影会後、10102Fは11月頃に撤去された。</ref>。この10000系導入を記念して同月[[9月30日|30日]]に[[新木場検車区|新木場車両基地]]で10101Fと07系07-101F、7000系7101Fを並べた撮影会が行われた。また、[[12月23日]]に[[森林公園検修区]]で開催された東武東上線クリスマスイベントにも10104Fが展示されていた。10104Fまでの編成は前述したが、同年末までに蛍光灯の設置位置が変更された。西武線への乗り入れは、導入当初同線での試運転で発生した[[誘導障害]]を[[2007年]]1月にクリアし、同年[[2月23日]]から開始している。
 
2007年は、2月23日~[[2月25日|25日]]に10105Fが、[[3月9日]]~[[3月11日|11日]]に10106Fがそれぞれ甲種車両輸送された。4月~11月(6月を除く)は2編成ずつの輸送となり、4月に10107Fと10108Fが、5月に10109Fと10010Fが、7月に10111Fと10112Fが、8月に10113Fと10114Fが、9月に10115Fと10116Fが、10月に10117Fと10118Fが、11月に10119Fと10120Fがそれぞれ輸送された。現在までに10122Fまでが営業運転を開始し、7000系が副都心線対応改造中はその置き換えで運用している。また、前述した通り当初11月に全20編成が出揃う予定だったが、今後さらに11編成が追加製造される見込みとなったため、最終的に10両編成31本(310両)が営業運転を開始する予定であり、[[2008年]][[4月25日]]~[[4月27日|27日]]に10121Fが、同年[[5月23日]]~[[5月25日|25日]]に10122Fがそれぞれ甲種車両輸送された。
 
甲種車両輸送は下記のルートで搬入された。
:[[下松駅 (山口県)|下松駅]]→[[名古屋駅]]→[[西湘貨物駅]]→[[大船駅]]→[[横浜羽沢駅]]→[[府中本町駅]]→[[松戸駅]]→[[綾瀬駅]]
 
2007年度日本産業デザイン振興会[[グッドデザイン賞]]を受賞した。このため、同年[[10月31日]]までの時点で営業運転を行っている編成の先頭車前面にこれを記念したステッカーが貼付されていた。
 
==有楽町線における車両の転配について==
有楽町線では、2006年9月1日より順次本系列を4本(40両)投入して営業運転を開始した。それに伴い、[[小竹向原駅]]と副都心線の各駅で使用する[[ホームドア]]に対応しない07系07-103F~07-106Fを同年度内に[[東京地下鉄東西線|東西線]]に転出させ、同線の[[営団5000系電車|5000系]]を翌[[2007年]][[3月17日]]までに淘汰した。2007年4月現在、07系は2本が在籍している<ref>2008年現在、和光検車区に留置状態であり、休車扱いであるため、本系列がその置き換えで運用している。</ref>。
 
==その他==
*乗り入れ先である東武や西武にも「10000系」の称号を持つ系列が存在しており、重複番号が発生している。<!--大量にというレベルではない-->
*同じ有楽町線で使われている[[営団7000系電車|7000系]]の一部編成は順次帯を黄色から本系列と同一のものに変更するなど本系列と同じタイプの改造を行っている。10両編成は有楽町線・[[東京地下鉄副都心線|副都心線]]共用で運用するが、8両に短縮した編成は副都心線専用として運用する。
*乗り入れ先の[[西武有楽町線]]・[[西武池袋線|池袋線]]のダイヤが人身事故などで乱れた際は、ダイヤ調整のために通常乗り入れない区間<ref>練馬~江古田~(西武)池袋間。</ref>を走行する場合がある<ref>これは7000系も同様である。種別・行先表示器は「臨時」と表示される。</ref><ref>東武東上線では営業運転で走行したケースは無いが、試運転列車として和光市~上板橋~(東武)池袋間、回送電車として和光市~[[上板橋駅|上板橋]]間を走行した記録がある。</ref>。
<!--「第14回鉄道フェスティバル」--実車展示ではないので削除-->
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>
 
==外部リンク==
*[http://www.tokyometro.jp/news/2006/2006-21.html 「『10000系』新型車両を投入します。」(東京メトロ ニュースリリース 2006年5月18日)]
*[http://www.tokyometro.jp/corporate/data/sharyo/rosen_yurakucyo10000.html 東京メトロ 企業情報 データライブラリー 車両紹介 有楽町線10000系]
*[http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2006/06/10000_1.html 「東京メトロ10000系お披露目。」(鉄道ホビダス 編集長敬白 2006年06月21日)]
 
{{東京地下鉄の車両}}
 
[[Category:東京地下鉄の電車|10000けい]]
 
{{DEFAULTSORT:とうきようちかてつ10000けいてんしや}}
 
[[en:Tōkyō Metro 10000 series]]
[[zh:東京地下鐵10000系電力動車組]]