「XP-15 (航空機)」の版間の差分

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en:Boeing XP-15 08:08, 21 September 2008 の翻訳
 
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本機は基本的に複葉戦闘機[[F4B (航空機)|ボーイングP-12]]の単葉機型である。相違点は下翼を省略したことと、補助翼もふくめて全金属製構造を持っていたことである。XP-15はまた、左右独立した主脚を持ち、尾輪を備えていた。本機のボーイング社内呼称は「モデル202」である。
 
アメリカ陸軍はテストのために本機にXP-15という記号を与えたが、購入はせず、そのためX-270VNX270Vという民間機登録も保有していた。
 
初飛行は[[1930年]]1月に行われ、単葉に対応するためにはP-12Cタイプの垂直安定板をより大きなものにする必要があることが判明した。最高速度は最初のテストでは178 mph(285 km/h)だったが、尾翼面積を広げタウネンド・カウリングを装着することによって、8,000フィート(2,440m)の高度で190 mph(304 km/h)を記録した。一方上昇力は期待外れで、着陸速度も高かった。アメリカ陸軍航空隊はXP-15の生産発注を行わず、試作機は[[1931年]][[2月7日]]にプロペラブレードの破損とエンジンの脱落事故によって破壊された。<ref name="Angel"/>