「分離工学」の版間の差分

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'''分離工学'''(ぶんりこうがく、''Separation Engineering'')とは,[[化学工業]]における分離プロセスについて扱う学問である.分離工学を学ぶには,[[物理化学]]([[熱力学]])や[[移動現象論]]の知識が必要となる.[[化学工学]]を専門とする人間にとっては,分離工学は非常に重要な分野であるといってよい.日本の大学における化学工学に関する学科における,分離工学の講義では,[[蒸留]],[[ガス吸収]],[[抽出]],[[膜分離]]などを扱うことが多い.分離工学は,分離精度を求めたり(例えばAとBの2成分混合物を単蒸留した場合,製品の組成はどうなるかを考えるようなことである),分離装置([[蒸留塔]]や吸収塔)を設計したりするということがその目的である
 
==化学工業における分離操作の重要性==
複数の原料を反応させて製品をつくるためには,まず原料を精製することから始めなくてはならない.例えば,石油化学プラントでは仕入れた原油をまず蒸留塔にかけて,ガソリン,軽油,重油などに分けてから次の工程に移す.このとき,分離はとても重要になる.
また,精製した原料を反応させて生成物を合成したあとは,分離して未反応物を取り除いて純度の高い製品にする必要があるであろう.ここでもやはり分離は重要である.また,このとき取り除かれた未反応物はリサイクルされて,再び反応器に入る.
 
==分離操作の概要==
分離プロセスは化学的分離と機械的分離の2つに分けられる.
 
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[[Category:化学工学]]
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