「スウィング (音楽)」の版間の差分

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音楽において、'''スウィング'''または'''シャッフル'''とはリズムの有り様の一種である。ふたつの連続した音符のうち、初めの音符の長さを長めにとり、ふたつめの音符を短くする。[[ジャズ]]において用いられるリズムであり、[[ブルース]]などジャズの影響を受けた音楽においても用いうる。'''バウンス'''ともいう。対義語は'''ストレートノート'''、'''イーブン'''など
 
'''シャッフル'''では、連続するふたつの音符のうちの初めの音符の長さは、ふたつめの音符に対して精確に2倍の長さをもつ。'''スウィング'''ではふたつの音符の長さの比に厳密な決まりはなく、曲のジャンルや演奏のテンポ、または演奏者の好みに左右される。'''スウィング'''のふたつの音符の取り方は、速いテンポの曲ほど等分に近くなり、遅いテンポになるとシャッフルのように2対1の比に近付く傾向がある。
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実際は1:1から2:1の間のさまざまな比で演奏されている。
 
スウィングのリズムはさまざまなジャンルのジャズで使われているが、[[ラテンジャズ]]には通常用いられない。[[スウィング・ジャズ]]や[[ブルース]]、[[ビバップ]]、コンテンポラリジャズにおいては、[[総譜|スコア]]に「シャッフル」と明記されていない限り、スウィングのリズムとしてとらえられる。スウィングしない場合を'''ストレートノート'''と呼ぶ
 
== シャッフルが用いられる音楽ジャンル ==
*初期の[[ロックンロール]](例: [[ビル・ヘイリー]]「[[ロック・アラウンド・ザ・クロック]]」・[[エルヴィス・プレスリー]]「[[監獄ロック]]」)
*[[カントリー・ミュージック|カントリー・アンド・ウェスタン]]
*[[ブルース]]、特に1930年頃のスウィング・ジャズに影響された[[ジャンプ・ブルース]]
*[[ラグタイム]]
*[[スウィング・ジャズ]]
*一部の[[ロック]]、特に[[パンク・ロック]]、[[ポップ・パンク]]、[[オルタナティブ・ロック]](例: [[グリーン・デイ]]「ホリデイ」
 
近年では電子音楽、とりわけ[[ドラムンベース]]や[[ブレイクビーツ]]などでスウィングをもった楽曲もつくられている。
 
 
== 脚注 ==