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Point136 (会話 | 投稿記録)
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ItMedia「日本のドラマは論外 希薄なテレビ業界の意識」でタレントの[[デーブ・スペクター]]は「米国に比べると日本のドラマは論外。(中略)米ドラマは制作に潤沢な予算と時間をかけている。地上波放送や[[DVD]]化など先々の展開を考え、最高の脚本家とキャストを集め、完成度の高いドラマを作っている。当然おもしろくなるし、世界中で売れる」というコメントをしている。
 
『[[ウルトラマン]]』などで知られる脚本家、[[佐々木守]]により、日本のメディアの予算だけが進歩していないとの旨の発言を著書『戦後ヒーローの肖像 -- 『鐘のなる丘』から『ウルトラマン』へ』([[岩波書店]])でしているように、基本的に実写に限らず日本の映像作品全体が低予算で製作されている為、日本におけるアニメーションというメディアの隆盛もその根本には低予算で実写より「らしく見える」点に追うところが大きい。またその為に、差別化するかたちでわざわざ実際に撮影した映像を「実写」と分ける傾向が殊更に強いと考えられる([[アメリカ合衆国|アメリカ]]などでは、アニメーションで人気が出たら実写メディアで映像化する事はごく普通の事であり、そういった区別もさほど必要とされない模様)。
 
ところで、デーブのいうように潤沢な予算で製作すれば世界中で売れるのかというと、事はそう単純にはならない。なぜならば、[[アジア人]]がメインに登場する作品は英語圏では好まれないからである。世界的にヒットした『[[パワーレンジャー]]』に[[東映]]の[[スーパー戦隊シリーズ]]のヒーロー、怪人、ロボットなどのシーンだけしか使われないのはそういった事情による。またアメリカにおいて『[[ウルトラセブン]]』よりも[[オーストラリア]]で撮影されたほぼ西洋人キャストによる『[[ウルトラマンG]]』の方が視聴率が高かったという事例もある。