「ブリネル硬さ」の版間の差分

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鉱物学では使わない
時野 (会話 | 投稿記録)
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:<math>\mbox{HB}=\frac{2P}{\pi D ({D-\sqrt{(D^2-d^2)})}}</math>
 
世界的に広く行われている測定方法としては、荷重P=3000kgf(29400N)、球の直径D=10mm、球の材質は[[熱処理]][[焼入れ]])した[[超硬合金]]が、さらに鋼球より硬いものをする際はタングステンなど[[超硬合金]]が使われ、これを30秒押し当てる。[[単位]]はつけない。圧子は実際には1mm、2.5mm、5mm、10mmが用意されている
 
さらに詳しく表記する際は、圧子の種類を鉄・鋼・超硬合金の場合をそれぞれHB・HBS・HBWと表記し、その後に球の直径(mm単位)と荷重(kgf単位)を記述する。例えば「直径10mmの鋼球で3000kgfの圧力を加えたら、HBが200になった」と書きたい場合、「200 HBS 10/3000」と書く。
 
通常の鉄球を使った場合、HB=450前後で圧子の鉄球自体が変形してしまうため、正確な測定が出来ない。そのためそれ以上の測定をする際は圧子をさらに硬い球にする必要がある。
 
HBのおおよその値は、[[アルミニウム]]は15HB、[[銅]]は35HB、[[炭素鋼]]の場合は[[炭素]]の割合によるがおおよそ100から450HB、[[ステンレス鋼]]の場合1250HB、[[レニウム]][[化合物]]の1つ[[二ホウ化レニウム]]などは4600HB程度である(数字の後につけたHBは、「ブリネル硬さであること」を示す記号であり、単位や次元ではない)。