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『トロイア戦記』として知られるコイントスの叙事詩は14巻から成っていて、ホメーロスの『[[イーリアス]]』の最後からトロイア戦争の終局までを描いている。その時代を描いた作品としては、現存するものの中で最古のものである。コイントスが引用した古い「[[叙事詩の環
『トロイア戦記』の素材は、[[ウェルギリウス]]と同じで、ミレトスのアルクティノス([[:en:Arctinus of Miletus|{{lang|el|Ἀρκτῖνος Μιλήσιος}}]]、紀元前8世紀)の『アイティオピス([[:en:Aethiopis|{{lang|el|Αἰθιοπίς}}]])』と『イリオスの攻略([[:en:Iliou persis|{{lang|el|Ἰλίου πέρσις}}]])』、レスケース([[:en:Lesches|{{lang|el|Λέσχης}}]])の『小イーリアス([[:en:Little Iliad|{{lang|el|λιὰς μικρά}}]])』から引いてきたものである。『トロイア戦記』はホメーロスを手本に書かれているが、詩才の劣る下手な模倣者と見なされている。
最初の4巻は『アイティオピス』と同じで、[[アマゾーン]]の[[ペンテシレイア]]、暁の女神[[エーオース]]の子[[メムノーン]]の死、さらに二人を殺した[[アキレウス]]の死、アキレウスを讃える葬儀での競技が描かれる。
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