「摂末社」の版間の差分

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'''摂末社'''(せつまつしゃ)とは、神社の主祭神を祭る本社・本殿とは別に、ほかの[[神社]]の管理に属し、その境内または神社の附近の境外にある小規模な神社のことで、'''摂社'''(せっしゃ)と'''末社'''(まっしゃ)と併せた称である。'''枝宮'''(えだみや)・'''枝社'''(えだやしろ)ともいう
 
== 概要 ==
「境内」や「飛び地境内」内の摂社・末社を合わせて「境内社」(けいだいしゃ)や「境内神社」と呼び、「枝宮」(えだみや)・「枝社」(えだやしろ)ともいう。境外にあるものは「境外摂社」や「境外末社」と呼ばれる。
現在は摂社・末社に関する規定は特にないが、一般には、摂社はその神社の祭神と縁故の深い神を祀った神社、末社はそれ以外のものと区別され、格式は本社・摂社・末社の順とされるが、由来は本社や摂社に比べても古いことが多く、その土地の元々の信仰のあった地主神であることが多い。摂社については、本社の境内にあるものを'''境内摂社'''(けいだいせっしゃ)または境内社、境外に独立の敷地を持つものを'''境外摂社'''(けいがいせっしゃ)という。
 
現在は摂社・末社に関する規定は特にないが、一般には、摂社はその神社の主祭神と縁故の深い神を祀った神社、末社はそれ以外のものと区別され、格式は本社・摂社・末社の順とされるが、由来は本社や摂社に比べても古いことが多く、その土地の元々の信仰のあった地主神であることが多い。摂社については、本社の境内にあるものを「境内摂社」(けいだいせっしゃ)または境内社、境外に独立の敷地を持つものを「境外摂社」(けいがいせっしゃ)という。
 
明治から戦前までの[[社格]]制度では、官国幣社の摂社は以下のいずれかを満たすものとされ、それ以外を末社とすると規定されていた。
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[[伊勢神宮]]については、[[延喜式神名帳]]に記載のあるもの([[式内社]])を摂社、延暦儀式帳に記載のあるものを末社とした。府県社以下の民社については、境内神社・境外神社の呼称を使用した。
 
== 誤用・派生義 ==
なお、総本社(総本宮)に対する分社のことを末社と呼ぶ例が見られるが、これは仏教の[[末寺]]からの類推により生まれた誤用である。
 
[[幇間]](太鼓持ち)のことを、「大尽(大神)を取り巻く」ことから末社ともいう。
 
伊勢神宮は、[[内宮]]と[[外宮]]、14の[[別宮]](べつぐう)と109の摂社、末社、[[所管社]](しょかんしゃ)から成っている。
 
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