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{{Buddhism}}
▲ [[説一切有部]]から、3世紀末に鳩摩羅駄(kumaaralabdha)によって開かれ、4世紀になって室利羅多(zriilaata)によって盛んになった、[[部派仏教]]の一派である。<br>
説一切有部が[[論]]を重んじたのに対して、[[経典]]を重んじて規範([[量 (仏教)|量]])としたので、'''経量部'''と呼ばれた。▼
===特徴===▼
この部派は、物心の2元論に立っており、'''説一切有部'''が万物がすべて存在するという説に立っていたのに対して、ただ[[四大]]と心のみが実在であり、これらが[[縁起]]することによって個体の生死を相続させると説いた。<br>▼
また、現在のみが実在であり、過去はかつて実在したものであり、未来はこれから実在する可能性があるに過ぎないとした。現在していないものは、[[種子 (唯識)|種子]](しゅうじ)として存在していると説き、後世の[[唯識]]の'''種子説'''の萌芽を形成した。▼
'''経量部'''の教義は、大乗仏教的要素が多く、後の[[中観派]]の基礎となったと考えられている。▼
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[[Category:部派仏教|きようりようふ]]
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