「京王7000系電車」の版間の差分
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|社色=#B04740
|画像=Model 7000-6Cars of Keio Electric Railway.JPG
|画像説明=7000系
|画像2=
|両数=190両
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'''京王7000系電車'''(けいおう7000けいでんしゃ)は[[1984年]]から[[1996年]]にかけて190両が製造された[[京王電鉄]]の[[通勤形電車]]。
*本項では[[新宿駅|新宿]]方の[[動力車|電動車]][[鉄道の車両番号|車両番号]]を編成名表記(例:7001F、末尾の「F」は編成を意味する''Formation''の頭文字)とする。 ▼
==概要==
▲
[[京王線|京王線系統]]用の車両としては初の[[ステンレス鋼|オールステンレス]]車体を採用し、[[京王6000系電車|6000系]]に比べて車体寿命が長くなった。また、同形式と同様[[界磁チョッパ制御]]を採用している。[[エア・コンディショナー|冷房装置]]などに電力を供給する補助電源装置は7010Fまでがブラシレス[[電動発電機]] (BLMG) 、それ以外の編成は[[静止形インバータ]] (SIV) を採用しているが、更新工事の際にBLMGからSIVに交換した車両もある。[[圧縮機|空気圧縮機]] (CP) は[[1985年]]度までの新製車がHB-2000型、[[1986年]]度以降は低騒音化を図ったHS-20D型が基本だが、こちらも交換されて当てはまらない車両がある。▼
▲[[京王線|京王線系統]]用の車両としては初の[[ステンレス鋼|オールステンレス]]車体を採用し、[[京王6000系電車|6000系]]に比べて車体寿命が長くなった。また、同形式と同様[[界磁チョッパ制御]]を採用している。[[エア・コンディショナー|冷房装置]]などに電力を供給する補助電源装置は
先頭車正面は、6000系と異なり窓サイズが左右対称である。1986年までに登場した車両は当初全面がステンレス地の[[銀色]]で、コーナー部は銀色に塗装した[[繊維強化プラスチック|FRP]]であったが、線路内保守作業者にわかりやすいように[[1990年]]までに窓下などへの[[アイボリー]]塗装を施した。当初は幌枠の部分のみ銀色とされたが、後にこの部分もアイボリー塗装とした。前面窓上には中央に[[方向幕|行先表示器]]、車外から見て右側に種別表示器がある。[[前照灯]]と[[尾灯]]は窓下にある。[[操縦席|乗務員室]]の構造は中央貫通式だが、中央寄りに仕切り戸がなく、他の編成を連結する際に貫通路として使用することは想定されていない。[[方向幕#ヘッドマーク|ヘッドマーク]]を使用する場合は[[貫通扉]]に取り付ける。客室と乗務員室仕切りには窓が3か所あり、このうち中央の乗務員室扉は角が丸い。[[遮光幕]]など各系列の共通事項については[[京王電鉄#車両|京王電鉄の車両]]を参照。運転台は低運転台構造で、同形式の非乗り入れ車と同様に黒地の[[速度計]]([[自動列車停止装置|ATS]]照査速度表示あり)を中心にまとめられたものであり、[[京王8000系電車#運転台|TNS]]はデスク左側に置かれている。
[[画像:Keio-7000-Coupling.JPG|thumb|200px|左側がビードプレス仕上げ、右側がコルゲート仕上げ(2007年7月5日、明大前駅にて撮影)]]
車体側面は、6両編成の
前者と後者では、先頭車の標識灯の処理や前面[[東葉高速鉄道1000系電車#脚注|アンチクライマー(リンク先の1.を参照)]]の構造など細部が異なる。このうち、2・4両編成と
[[画像:7710Foldcolor.jpg|thumb|200px|
事故などによる[[廃車 (鉄道)|廃車]]は発生せず、初期車は新製以来20年以上が経過しているが、オールステンレスカーであるため内装も含めた大規模なリニューアルを施工している(後述)。リニューアル車以外でも検査入場時に合わせて[[集電装置|パンタグラフ]]の交換(菱形→シングルアーム式)、[[方向幕|種別・行先表示器]]の[[英語|英字]]表記入りへの交換、側面車両番号表記の[[書体]]変更<ref>一部車両は新製時、改番時から新字体を採用。</ref>を実施している。前面の車両番号表記は
室内は、6000系とは異なり着席区分を明確にするため1人分ずつ縫い目が入るオレンジ色モケットの[[鉄道車両の座席#ロングシート|ロングシート]]で、冷房ダクトを埋め込んだ平天井構造となり、暖色系の床材も2色に区分した。側扉内側は更新車も含めてステンレス地で、側扉窓の支持方法は内側からの金属押さえである。更新車は配色が異なる(後述)。中間車端部は狭幅の貫通扉があり、その窓は長くないものであるが、妻窓は設置している。枕木方向の[[つり革]]はなかったが、一部の編成に三角形のつり革が枕木方向に増設されている。
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==編成==
[[画像:Keio-EC7000.jpg|thumb|200px|
[[画像:keio7711F.jpg|thumb|200px|
[[画像:keio7724.JPG|thumb|200px|7000系20番台
[[2008年]]現在、6両編成5本(30両、
===6両編成
1984年に[[MT比]]3M2Tの5両編成で新造された。[[1987年]]に中間電動車を挿入して6両化した。クハ7750形に補助電源装置を搭載するのが特徴である。全編成とも後述のリニューアル工事を施工しているが、時期によってその内容には違いがある。
このグループと次項の8両編成のグループは前面貫通扉に幌台座を備えており、運転台仕切りを増設し貫通幌を装備すれば他編成と併結の際も全車両を貫通することが可能である。
===8両編成
1984年に
===10両編成
1987年から[[1991年]]にかけて8両編成5本が新造され、[[1996年]]に中間車2両を挿入して現行の10両固定編成となった。コルゲート車体からビードプレス車体に変更し、種別灯が方向幕の横に埋め込まれ、幌台座も廃止されるなど、外観上の変更点が多い。そのため俗に'''7020系'''とも呼ばれる事がある。1987年から[[1988年]]に新造された
[[京王9000系電車|9000系]]30番台が登場するまでは京王で唯一の10両固定編成であったが、[[2001年]][[3月]]のダイヤ改定までは主に朝[[ラッシュ時]]限定運用であり、昼間時は1本が高尾系統の優等列車運用に入っていた以外は使用されなかった。そのうち必ず1本は[[八幡山駅]]構内に留置していた。
===4両編成
[[1993年]]から[[1994年]]にかけて5本が新造された。車体構造は前述の10両編成のグループとほぼ同じだが、室内化粧板や機器類は同時期新製の8000系に近いなど若干の差異がある。このグループ以降は従来あった[[都営地下鉄新宿線|都営新宿線]]用[[列車無線]][[アンテナ]]の取り付け台設置が省略されている。6両編成と連結して10両編成になる場合は原則として車両番号の末尾が揃うように組成するが、これは同形式も同様である。また、
===2両編成(7421F - 7425F)===
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==更新工事==
2001年秋から更新工事が開始されたが、年度毎に内容が変化している。
*2001年度
*2002年度
*2003年度
*2004年度
*2005年度
*2006年度
*2007年度
*2008年度
加えて一部の編成では補助電源装置をSIVに交換している。
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[[2010年]]度までに京王の車両はすべてVVVFインバータ制御車となる予定だが、本系列は2008年6月の時点で2両編成5本、4両編成
;車内の様子
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