「交響曲第3番 (サン=サーンス)」の版間の差分

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Loveless (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: ca:Simfonia núm. 3 de Saint-Saëns
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==楽曲構成==
;第1楽章 Adagio(前半)Adagio - Allegro moderato - Poco(後半)Poco adagio
:第1楽章は緩やかな導入部の後、Allegro moderatoとなり[[フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]]風の第1主題がまず現れ、穏やかな性格の第2主題が続く。第1楽章の後半は先ず弦楽器、次にオルガンによって悲しげな表情のアダージョの主題が導入されるが、この主題には循環動機が回帰している。
 
;第2楽章 Allegro(前半)Allegro moderato—Presto - Maestoso—Allegro(後半)Maestoso—Allegro
:第2楽章は[[弦楽器]]によるエネルギッシュな旋律で幕を開ける。[[スケルツォ]]的な要素を強調するように[[金管楽器]]とピアノが活躍した後、オルガンの響きによって第2楽章の後半であるマエストーソが開始され、オーケストラによる[[フーガ]]が導入される。冒頭部には弦を伴った4手ピアノが聞こえてくる。このよく知られた最終楽章は、コラール、ポリフォニックな書法や手短なパストラル風の間奏などきわめて変化に富んでいるが、それら全ては力感に富んだ終結部によって頂点を迎える。
:マエストーソ後半においてオルガンが奏でる最低音域のペダル音はほとんど聴き取れないほどの低音であり、パイプオルガンを具えたコンサートホールでの生演奏は、きわめて劇的かつ印象深い音響上の体験となる。
 
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