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{{Infobox_無機化合物
|画像=[[Image:Zinc_Sulfate.jpg|150px]]
|画像=
|IUPAC名=硫酸亜鉛
|別名=White Vitriol
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|出典=[http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0349c.html ICSC](7水和物)
}}
 
[[画像:Zinc Sulfate.jpg|thumb]]
 
'''硫酸亜鉛'''(りゅうさんあえん)は、[[硫酸]]と[[亜鉛]]の塩である。水溶液から[[結晶化]]させると、温度によって7、6、または1水和物が得られる。皓礬(こうばん)とも呼ばれる斜方晶で水によく溶け、[[繊維]]工業、[[医薬品]]、また条件付きで[[食品添加物]]<ref>母乳代替食品の微量栄養素強化の目的に指定された濃度以下での使用に限定される。[http://www.ffcr.or.jp/Zaidan/mhwinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/8aa11687a2aaf0c4492570650018d5ba?OpenDocument 添加物使用基準リスト]、厚生労働省行政情報</ref>にも使用される。
 
粗製亜鉛から[[湿式精錬]]によって亜鉛を精錬するときの中間生成物である。
 
7水和物では、6HH<sub>2</sub>OはO6分子が亜鉛に配位しH<sub>2</sub>Oは1分子が硫酸イオンの酸素に配位している。
結晶を作る際に、0&mdash;39℃で7水和物(d;1.97g/cm<sup>3</sup>)、39&mdash;60℃で6水和物(d;2.07g/cm<sup>3</sup>)、60&mdash;100℃で1水和物(d;3.28g/cm<sup>3</sup>)の斜方晶系結晶が得られる。他にも不安定な単斜晶の7水和物、4水和物、2水和物も知られている。
 
7水和物では、6H<sub>2</sub>Oは亜鉛に配位し、H<sub>2</sub>Oは硫酸イオンの酸素に配位している。
 
加熱すると約250℃250°Cで無水物(d;(密度3.74g/cm<sup>3</sup>)となり、600℃600°C分解によりZn<sub>3</sub>O(SO<sub>4</sub>)<sub>2</sub> 930℃に、930°Cで[[酸化亜鉛]]ZnOに分解する。
 
== 製法 ==
[[炭酸亜鉛]]か[[酸化亜鉛]]を硫酸に溶かして得られる。亜鉛を直接硫酸に溶かしても得られるが、このとき副生する[[水素]]により硫酸が還元され不純物が生じるため用いられない。
 
[[再結晶を作]]で得られ際に、結晶は0&mdash;39℃-39°Cで7水和物、39&mdash;60℃-60°Cで6水和物、60&mdash;100℃-100°Cで斜方晶系の結晶が得られである。他にも不安定な単斜晶の7水和物、4水和物、2水和物も知られている。
 
== 用途 ==
工業的には[[顔料]][[媒染剤]]木材の[[防腐剤]]亜鉛めっき液として利用される。希薄溶液は[[医薬品]]として、[[収斂剤]]や[[点眼薬]]に利用される。
 
== 関連項目 ==