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'''リボザイム'''(ribozyme)は、[[触媒]]としてはたらく[[リボ核酸|RNA]]のこと。'''リボ酵素'''ともよばれる。[[トーマス・チェック]]、[[シドニー・アルトマン]]によって発見された(両名はこの功績により、1989年に[[ノーベル化学賞]]を受賞している)
 
以前は、生体反応はすべて[[タンパク質]]でできた触媒である[[酵素]]が制御していると考えられていた。しかし、一部の反応はRNAが制御していることが見出され、これをRNAと酵素 (Enzyme) に因んで'''リボザイム'''と命名した。
 
リボザイムは、それだけでRNA自身を切断したり、貼り付けたり、挿入したり、移動したりする活性・能力を持っている。つまり、RNAが自分で自分を編集することを可能にしている。リボザイムは、RNAの翻訳産物である[[蛋白質|タンパク質]]の多様化に非常に貢献していると考えられている。